ちょっと前まで高騰していた《妖精伝姫−カグヤ》(Fairy Tail - Luna)。(下書き時点では高騰していました…)
使えば使うほど、その強さを実感できるカードです。今回はそんなカグヤの使い方を記していきたいと思います。
カグヤを採用したシャドール デッキについてはこちら↓
yamachi-9rakura.hatenablog.com
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《妖精伝姫−カグヤ》の効果
カグヤは
- 通常召喚時攻撃力1850の魔法使い族をサーチ
- 自身と相手のモンスターをフリーチェーンで条件付きバウンス
の二つの効果を持ちます。
サーチ効果は自身もサーチでき、他の妖精伝姫モンスターをサーチできます。
バウンス効果は、エクストラモンスターにめっぽう強く、例えばシンクロデッキにおけるハリファイバーや、ペンデュラムデッキのエレクトラムをバウンスしてしまえるのはかなり強いです。
カグヤの使い方
カグヤは通常召喚権を余らせるデッキや、光属性やレベル4の供給を必要とするデッキ、単純にバウンスを行うことでシナジーをうむデッキで使われます。
例えば、壊獣デッキなどで使われることが一般的ですね。
相手の置き物を怪獣で排除し、その怪獣をカグヤでバウンスすることで、半永久的に除去を行い、場をコントロールできます。
同名カードをサーチできるため、後続として同名カードをサーチすることで、場にいるカグヤを雑に切ることになってしまっても相手にプレッシャーをかけ続けることができます。
つまり、カグヤ3枚のみでも十分に出張セットとして機能します。
(基本はシラユキも採用しますが)
前述した壊獣とのシナジーを加味して、かつ環境レベルまで落とし込んだデッキが、
「機界騎士壊獣カグヤ」です。
怪獣によって、盤面除去と縦列の操作を同時に行え、かつジャックナイツが通常召喚をほぼ使わないため、かなりシナジーがあります。
ジャックナイツにはトリスタを混ぜた機界騎士トリックスター、いわゆるJKトリスタデッキなどがありますが、こちらが一枚初動の多さをウリにしたデッキだとすると、「機界騎士壊獣カグヤ」はコントロールに寄ったデッキといえます。
通常召喚からの展開ルートに入ることが最優先されるようなデッキではなく、召喚権が余るデッキにおいてはカグヤを採用するのも良いかもしれません。
カグヤの何が強いのか
カグヤの強みはそのステータスと効果の噛み合いです。
カグヤはサーチャーであるにも関わらず、1850という攻撃力を持ちます。
加えて、カグヤのバウンス効果はエクストラモンスターに対して、制圧力をもつため、相手はメインのモンスター(それも複数積みのカード)で対処をしたがります。
しかしながら、カグヤの1850という打点は、エアーマンやキャンディナなどに代表される、一般的なサーチャーの打点ラインである1800を50だけ上回る数値です。
例にあげたキャンディナとエアーマンは自身で打点をあげるカードをサーチできますが、他のカードでこの1850という打点を超えるのはある程度の消費を強いることになります。
バウンス効果を嫌がって動こうとすると、相手はプレイングを制限されることになります。
(とはいえ、現環境では物量でカグヤを抜くことができますし、耐性持ちには弱いですが……)
また、召喚に際してサーチを行うため、後続を呼ぶことができ、かつ自身のバウンス効果を含めると手札リソースを減らさず、毎ターンモンスターを召喚できます。
シラユキをサーチできる点も強みですね。
また、実はカグヤの二つの効果、同一チェーン上でも発動できるため、通常召喚時に発動したサーチ効果に対して打たれたヴェーラーや泡影に対して、自身をバウンスすることでかわすことを試みることも可能です。
(バウンス効果は無効にされることもあるので一概にケアできるとは言えませんが)
バウンス効果は、墓地に送り無効にできる関係上、相手に利用されてしまうこともあるので、その点は注意ですね。
またこのバウンス効果のおかげで、特殊召還メタにある程度強くでられます。
現代遊戯王では、各種エクストラモンスターによって多種多様な状況に対応できますが、それには特殊召還を伴います。
しかし、現環境でもみるリリーサークラウソラスのように、特殊召還を封じられてはなにもできません。
通常召還から置物を退かせるカグヤは、そういった盤面の突破口となり得ます。
シャドールにおけるカグヤ
私はよくサブギミックとして妖精伝姫を採用しています。
これはミドラーシュ+カグヤの構えがかなり優秀であるがゆえです。
ミドラーシュによるss制限とカグヤのバウンス効果がかなり噛み合いがよく、相手にプレイングの制限を強いることができます。
採用枚数はカグヤ3とシラユキ1で、カグヤは通常召喚から1枚で機能する置物としても強いですが、サーチしたカードをネフィリムの素材として使えたりもします。
メイン戦では誘発が噛み合えば融合を使わずともアルルを絡めた妖精伝姫ビートで勝てるシーンもあったり。
シラユキは影融合でデッキから墓地に送れる他、墓地がたまりやすいシャドールにとって攻めにも妨害にも使える強カードです。
魔法使いな点も強いですね。この枠にインスペクトボーダー、ライオウなどの通常召喚できる置き物を入れる構築もありますが、アルルの存在もあり、魔法使いであるカグヤを優先して採用しています。
トリスタセットはアナコンダを立てることに対してはかなり便利ですが、やはり個人的にはカグヤの方が強い気がします。
(お気に入りですし、エンディミオンストラクでパラレルが収録されたのでそろそろレアリティを上げたいところ)
怪獣と相性が良いため、怪獣と合わせて採用するのも面白そうです。
クロシープの登場による強化
クロシープの登場により、カグヤは相対的に強化されました。
クロシープの素材となりえ、かつレベル4であるため、蘇生することで置き物となることができます。
(とはいえこれは他のレベル4の置き物モンスターにも同様に言えることですが……)
サーチ先モンスター
まず、自身を含めた妖精伝記モンスター。
シラユキをはじめ、面白いカードが揃っています。単純に自身をサーチできるのが強く、重宝します。
攻撃力1850の魔法使い族といえば、憑依装着モンスター。
霊使いデッキは全く詳しくないのですが、採用されそうですね。
また、《エンプレス・オブ・エンディミオン》もサーチできます。
カグヤ自体がエンディミオンストラクに収録されているので、ある程度シナジーを見越したカードデザインでしょうか。(最近のエンディミオンにはカグヤは採用されていない?)
やはり特筆すべきは、《風霊媒師ウィン》でしょう。
色々な風属性デッキで採用されているカード。効果発動後、風属性以外の効果が使えなくなる縛りがつきますが、サーチ後使うだけなら問題なし。
ガスタ、怪獣と噛み合いがよく、それらを合わせたデッキを組むのも面白いかも。
ウィンからサーチできるカードは非常に多く、ベイゴマやベーシス等デッキの核や初動となるカードをサーチできます。
さいごに
カグヤ、かわいいですし強いカードですよね。
シャドール においては、かなり長い間お世話になっているカードです。
光らせて欲しかったので、レアコレ に入れて欲しかったのですが、収録ナンバー的にもう無理そうですね…。