こんにちは〜くらくです!
「DAWN OF MAJESTY」にて登場した《妖眼の相剣師》を内包するテーマ「相剣」が公開されました。7月17日発売の【BURST OF DESTINY】に収録されます。
ぱっと見かなり強そうなので、現時点で一度考察してみようと思います。
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— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) 2021年7月8日
Vジャンプ9月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ9月特大号掲載記事:第5回 『BURST OF DESTINY』の収録カードを公開!#遊戯王 #OCGhttps://t.co/ni8vBVO9ZD pic.twitter.com/XqRny2MGmH
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なぜシンクロの弱点を克服しているのか
まず、タイトルにある部分から触れていきましょう。
シンクロ主体のデッキは召喚のシステム的に克服しづらい弱点を抱えています。
それは「チューナーと非チューナーを揃える必要がある」ということです。
シンクロテーマのデッキを使っていて「手札にチューナーしかない……」とか「場に必要なチューナーを供給できない……」という場面に陥ったことはありませんか?
「相剣」はその問題を解決しています。
現在はチューナーをデッキから引っ張ってくる手段が増えましたし、ハリファイバーからアウローラドンに繋げることで「チューナーしかない手札」から非チューナーを生み出すことができるようにはなっています。とはいえ、基本的には前述の問題を抱えていることが多いです。
「相剣」の下級モンスターは自身は非チューナーですが、
という効果を持っており、「一枚からシンクロ」を成立させることができます。
ゆえに、前述のシンクロ特有の弱点を克服したテーマと言えるのです。
どこが強そう?
シンクロテーマの弱点を克服しているのは分かったから、実際強いのかという点について考察していきます。
下級が臭い
「相剣」の下級モンスターはかなり強そうな匂いがします。
《相剣師-莫邪》は召喚特殊召喚時、《相剣師-泰阿》は起動効果でレベル4チューナーの「相剣トークン」を特殊召喚する効果を持っています。
これにより、実質一枚消費でレベル8シンクロを作ることができます。
しかもS素材になった時に《莫邪》はドロー、《泰阿》は幻竜族か「相剣」墓地送りとメリット効果を持っているため、損失を回収できます。
《莫邪》も《泰阿》も専用サーチカードである《龍相剣現》から持って来れるため、かなり安定しそうです。
《莫邪》は水属性であるため《魔救の奇跡-ドラガイト》も使いやすいのが嬉しいです。
シンクロ体が強い
シンクロ体もかなり強いです。
前述した下級「相剣」からそのまま出せるレベル8シンクロ《相剣大師-赤霄》は「出た時に「相剣」サーチか除外」と「フリチェで場のモンスターを効果無効にする」効果を持ちます。
サーチ効果を持つため《相剣師-莫邪》を素材にして出すとなんと手札が1枚増えます……不思議!!
また、これらの効果は1ターンにいずれかしか使えない(使えたらランク8もたつので流石にやばい)ですが、《妖眼の相剣師》と非常に噛み合いがありますね。
①の効果で《妖眼の相剣師》をサーチし、相手ターンに効果無効を飛ばせば、《妖眼》の召喚条件も満たすことができ、そのまま場に出せます。
妖眼の相剣師: 自分相手MPに効果無効のモンスターが場にいたら手札から特殊召喚できる
汎用レベル10シンクロ《相剣大公-承影》もかなり強い効果を持ってます。
自己SS効果を持ったレベル6の《相剣師-龍淵》から出しやすいデザインになっていますね。《フルール・ド・バロネス》や《ブラッド・ローズ・ドラゴン》とはまた違った役割を持てそうです。
「相剣トークン」は場にいるとシンクロ以外の動きを制限しますが、いなくなればリンク召喚も行えるため、おなじみ《水晶機巧ーハリファイバー》を出すこともできます。
《ハリファイバー》は「自身を除外して効果を発動」するため、《相剣大公-承影》の「カードが除外された場合に相手の場及び墓地のカードをそれぞれ1枚ずつ選んで除外する」効果を能動的に使ったりもできます。ここからの相手ターンの展開とか考えられそうですね。
専用ゴドバ《相剣暗転》が《トラップトリック》と相性抜群
《相剣暗転》は幻竜族版《ゴッドバード・アタック》とも言えるカードです。サーチが可能なのでその時点で優秀ですね。
相剣暗転:①:自分の幻竜族1体と相手フィールドのカード2枚を対象として破壊
②:このカードが除外された場合に「相剣トークン」1体を特殊召喚
ただ、このカードの真髄は①と②、そして《トラップトリック》の効果の噛み合いにあります。
《相剣暗転》は「除外された時トークンを生成する効果」を持つので、《トラップトリック》で除外した際にも幻竜族である「相剣」トークンが場に出ます。
そのトークンを対象に取って、《相剣暗転》の①の効果を使えるため無駄がないです。
これを狙って出張……するほどではないかもしれませんが、「相剣」デッキにおいては強力な動きでしょう。
ニビル、増G、うららが効きづらそう
パッと見、基本展開は少ない手数で行えるためシンクロテーマにしては《増殖するG》の影響が少なく、下級からの動きはサーチが絡まないため《灰流うらら》も効きづらそうです。
反面、《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》は通りやすいため「鉄獣戦線」と同じような匂いを感じます。
初動、蘇生、除去、サーチが揃っている
まとめると初報だけで、
- 蘇生札《大霊峰相剣門》
- 除去札《相剣暗転》
- モンスターサーチの《龍相剣現》
- 優秀な初動である《相剣師-莫邪》《相剣師-泰阿》
とコンパクトにまとまっており、将来性がとても高いと言えます。
しかもこれらの「相剣」カードはレベル8シンクロ《相剣大師-赤霄》からサーチもできるうえ、今までアクセス手段の乏しかった《妖眼の相剣師》も活躍させやすい点が非常に嬉しいですね。
細かくまとまっているので自由枠も多そうな点も優秀です。
除外されることによってメリットが生まれるカードも多く、除外ギミックの投入にも期待できますね。
おわりに
簡単ではありますが、新テーマ「相剣」の考察を行いました。ストーリーも気になるところですね〜。
《妖眼の相剣師》を使ったデッキ、組んだは良いもののしっくりこない感じがあって困っていたのでカテゴリ化は嬉しいですね〜〜。
「相剣」初動がかなり安定しそうで柔軟性もあって強そうなテーマです!
幻竜族の知識がかなり乏しいので、これから他の方の記事とかよんで色々勉強していきたいと思います!
【BURST OF DESTINY】に新規カードが収録される「デスピア」の記事はこちら
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