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【遊戯王】今期のHEROデッキにドローガイが採用される理由【ニビルケア?】

2019年も10月に入り、正式に新しいリミットレギュレーションに移行し、エクストラパックの新しい手札誘発も加わったことで、新環境の訪れを感じさせる今日この頃。

そんな中今回はHEROについての記事となります。

来月にはデュエリストパック6にて、強化が確定されていることもあって、さらにHERO熱が高まるところですね。(エッジマンの融合っぽいので初期HERO強化でしょうかね?)

今回は、今年4月にあったD・HERO強化の中でも、悲しいことに影の薄かったD・HEROドローガイにフォーカスを当てていきたいと思います。

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今回の主役

今回の主役はこいつ

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…………。

え……!?ドローガイは?

となりそうですが、今回の記事はHEROデッキにおいてこの隕石をどうやってケアするのか、ということについて書いていきます。

登場以降、全てのデュエリストを悩ませているこのカード「原始生命態ニビル」。

隕石の愛称で親しまれていますが(?)、効果発覚当時、そのド派手な効果にはほとんどのデュエリストが自身の目を疑ったことかと思います。

現代の遊戯王では特殊召喚というものは、1ターンになんども行われるのが常で、それに対してリスクをつけられるのがこのカード。新たな読み合いを生まれさせるもので非常に面白い効果ではあると思います。

何も考えず展開してこのカードを撃たれた場合、どうにもできなくなってしまうこともあり、デュエル中は常に意識する必要があります。

今回紹介するドローガイは、このニビルに対して撃たれた後のケアをするためのカードとなり得るのです。

 

-遊々亭-

D・HEROドローガイ

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【再掲】効果を確認しよう
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1600/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「HERO」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドローする。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

D・HEROダイヤモンドガイやドミネイトガイと共に使うことを意識した(1)とアニメのD・HEROを意識したかのような時間差で自己蘇生をする(2)の2つの効果を持ちます。

(1)の効果はドリルガイやドミネイトガイ、E・HEROソリッドマン、X・HEROクロスガイの効果でトリガーできます。

(2)の効果は墓地に送られるという緩い条件で蘇生を行えます。

 

どちらの効果も決して弱くはなく、(相手にもドローさせてしまうとはいえ)ステータスも下級D・HEROの最大攻撃力をもつため、使いづらい印象はあまりなかったです。しかし、いかんせんHEROといえば膨大なカードプールをもつテーマ。これより強く使いやすいカードはいくらでも存在します。自ずと抜けてしまうのが常でした。

 

ドローガイの何が強いのか

結論から言えば、ドローガイの強みは闇属性であることとD・HEROであるという、そして時間差で蘇生されるという点です

闇属性であることで、マスクチェンジでダークロウへと変換ができ、 D・HEROであることでディストピアの素材となることができます。

現在のHEROデッキはD・HEROを展開の起点としてつかことが多く、初動はフュージョン・デステニーによる融合やファリスからの展開を行うことが多いです。

フュージョン・デステニーを打つ打たないによらず、豊富なサーチを用いてD・HEROを絡めた融合モンスターを盤面に出すことが何より求められます。

基本的に目指すのは、ドレッドバスター+デュストピア+ダークロウ。

ダークロウはシャドーミストの効果を使うためや除去を警戒して相手ターンに着地させることがほとんどです。(オネスティをサーチできますしね)

ここで、考えていただきたいのが、この盤面を作るためにどれだけ特殊召喚をしますか?ということ。お分かりかと思いますが、深く考えずとも大体5回以上するということは自明ですね。

かといって、先にアポロウーサを立てられるか、といういえばそうではなく、HEROデッキではニビルを打たれないようにするのではなく、ニビルを打たれてもなんとかする、という思考でニビルケアを行います

 

ここで生きてくるのがドローガイです。

フュージョンデステニーを使うにしろ、素材を揃えて融合するにしろ、ディストピアを出すために必要なのは「D・HERO」モンスターです。

展開を行うために必要なディアボリックガイを墓地に送ることは何より優先されますが、その相方は「D・HERO」ネームを持っていれば誰でも良いんです。

ここで候補になるのが、

  • 普通に場に出してもスケール永続罠を割ったり、墓地でドローに変換できるディバイン
  • 通常召喚・特殊召喚でHEROをサルベージでき、ダメージをトリガーに自己サルベージできるディシジョン
  • ディストピアの効果のトリガーとなり、単純にパンプアップとして使えるダイナマイト
  • 時間差自己蘇生のドロー

の4枚です。

ダイナマイト以外は下級であり、D・HERO最高攻撃力である1600をもつのでディストピアのバーン効果を使う際便利です。

何を採用するかは環境を見て決めることになりますが、ニビルをケアするという点においては、ドローガイ一択であると私は考えます。

墓地に送られる、といった緩い条件で効果を発動できることを活かします。融合にしろリンクにしろファリスコストにしろ、展開途中でドローガイを墓地に送る手段は豊富にありますので、墓地送っておくことで、ニビルを打たれたとしても次のターンダークロウを成立させることができます。

これはその他の候補カードではもつことができない明確な役割です。

ニビルケアを考える

HEROは今期は基本的に先行を取るデッキだと思っています。つまり盤面を作った段階でニビルを投げられるとかなりの痛手です。

初動が何から始まるかによりますが、ニビルが打たれる所としてドレッドディストピアが完成した時点がほとんどをしめると思います。

ドローガイについては、あまり効果が知られていない、という点もありますが、墓地に送っておくだけで効果が出るため、あとはマスクチェンジを残しておくことを考えてプレイプランを組み立てます。

ダークロウが辛い相手は、ニビルのトークンとダークロウがどちらも立っている状況はなかなかきついと思われるため、相手の動きが鈍ったところを一気に攻めます。

注意すべき点は、墓穴をもろに食らってしまう点とダークロウがきつくない相手にはあまり効果を得られないという点、マスクチェンジを握ることが前提であるという点です。

 

 

さいごに

D・HEROドローガイ、時間差で蘇生するといった点が全体除去に対して強い点ですね。

今期のHEROはめちゃくちゃ強いと思うので、隕石が怖くてもドローガイを採用してケアしちゃいましょう。

デュエリストパックのアニメ初期HEROの新規にも期待ですね。