お久しぶりです、くらくです。
新たな制限改訂が昨日発表されましたね。さて今回はワルキューレギミックを採用した「占術姫」デッキの紹介です。「DARKWING BLAST」で「占術姫」新規が追加され、色々やれることが増えました。
前回の記事
yamachi-9rakura.hatenablog.com
聖占術姫タロットレイのおさらい
まずは占術姫デッキの主役の効果をおさらいしておきましょう。
聖占術姫タロットレイ
「聖占術の儀式」により降臨。「聖占術姫タロットレイ」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、相手ターンでも発動できる。
①:フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側攻撃表示にする。
②:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
③:自分エンドフェイズに発動できる。自分の手札・墓地のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。
このデッキの主役。ターン1で太陽の書か月の書を打てます。また、エンドフェイズにリバースモンスターを出力でき、上記の効果と合わせて、強力なリバース効果で相手ターンに妨害を行えます。下準備に対応しています。
聖占術姫タロットレイス
「冥占術の儀式」により降臨。このカードは儀式召喚及び「聖占術姫タロットレイ」の効果でのみ特殊召喚できる。このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。デッキからリバースモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの裏側表示モンスターを任意の数だけ選んで表側守備表示にする。●自分フィールドの表側表示モンスターを任意の数だけ選んで裏側守備表示にする。
デッキからリバースモンスターをなんでもリクルートできるリバース効果と、自場のモンスターを任意の数だけ表か裏にできます。リバースすると攻撃表示になってしまうタロットレイと違い、表側守備表示というのがかなり強い。
また、自身は儀式召喚せずともタロットレイの効果で手札、墓地から出力できるのも偉いです。
デッキレシピ
リストは以下の通りです。
メインデッキには大きく分けて以下の4つから構成されています。
占術姫およびそれで用いるリバースモンスター
新規のビブリオムーサが強いです。理想としてはこいつを儀式のリリース要因として使用したいのですが、「占術姫」には即時性のあるサーチはないので、基本的には上振れと考えた方が良いです。一度儀式を通して動き出せば、「占術姫」の儀式魔法でリクルートor サーチができるので触りやすくはなります。
後述する「ワルキューレギミック」が儀式をするためのパーツをかき集めてくれるため、ここに属するカードはあくまで「結果として盤面に並ぶカード」であって、特段「占術姫」的な動きがあるわけではないので、テキスト通りに運用します。
タロットレイ+タロットレイスで表裏パタパタするカードは主に《機怪神エクスクローラー》を用います。
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:裏側表示のこのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを表側守備表示にして発動できる。その発動を無効にし破壊する。
②:リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターが発動した効果は無効化される。
③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター1体をデッキから手札に加える。
ガードドックや真空イタチの採用も見られますが、素引きがありえんほど弱いので入れませんでした。1枚で儀式の素材となり、ランク9の素材としても使える点も考慮すると尚更です。
《エクスクローラー》は①の効果ゆえ単体でも除去されにくく、攻撃力が2000と低く、《タロットレイ》でリバースすると心許なかったですが、《タロットレイス》でリバースすれば守備表示のため戦闘でも突破されにくいです。やられても後続も持ってこれるのも非常に偉い。
状況によっては《禁忌の壺》の方が良い場合もあるので、使い分けます。
ディバイナーワルキューレギミック
なんでもできると噂のギミックです。実際引きたくないカードが多いという点を除けばかなり拡張性の高いギミックです。
以下呪文です。
- ディバイナー召喚からトリアスヒエラルキア落とし
- 墓地トリアスヒエラルキアef ディバイナーリリースで蘇生
- ディバイナーef ワルキューレセクストss
- セクストef ワルキューレドリットss
- ドリットef ワルキューレシグルーンサーチ
- セクストドリットでユニオンキャリアーls
- キャリアーef イーバ装備
- シグルーンef イーバ墓地送ってss
- イーバef リリーベルと何かサーチ(後続確保)リリーベルefでss
- シグルーンとトリアスでメレオロジックアリゲーターxs
- アリゲーターef アーデク落として儀式サーチ
- アリゲーターefで墓地アーデクを素材に
- アリゲーターとリリーベルでリンク2をls
- アーデクefで儀式サーチ
結果:盤面にキャリアー+任意のリンク2 手札に儀式パーツ一式
占術姫新規と同弾に収録された《メレオロジック・アリゲーター》を用いて儀式パーツをかき集めます。
《イーバ》でサーチするカードを《リリーべル》と《異次元の精霊》にすればさらに展開が伸び、もう一式儀式パーツを集められますが、普通に後続を確保した方が強いです。故に《異次元の精霊》は不採用です。私は基本的に《サイバーエッグエンジェル》を持ってきています。
上記展開例の13.で出すリンク2ですが択が多く、
- マスカレーナを出して相手ターンアストラム
- スプライトスプリンドを出して星杯の精霊リース落とし
- スプライトエルフを出してモンスター蘇生+相手ターンにディバイナー蘇生からヌトス落としで1妨害orアーデク落として後続確保
とさまざまな動きができます。エルフが一番良さげに見えますが実はそうでもなく、後々を考えて割とスプリンドを選びます。このデッキは打点の低さがネックなので、アストラムはかなり重宝します。なので、温存しておいた方が良いことがままあります。
クローラーギミック
言わずと知れた《クローラー・ソゥマ》を使ったギミックです。リバースモンスターのかさ増しとある程度デッキを太らせるために採用しています。《ソゥマ》展開が通れば、リバースモンスターと儀式の準備がある程度進められます。このデッキが通常召喚できるカードが少なめだったので下級を多めに採用しています。
下級クローラーがレベル2でエクストラモンスターの素材となりえ、かつそれぞれの効果も及第点で素引きに耐えうる点が評価高いです。というか、
- デンドライト:デッキからモンスターなんでも墓地送り
- スパイン:モンスター破壊
- レセプター:クローラーサーチ
- アクソン:魔法罠破壊
と、普通にやれる子ばかりじゃないですか?タロットレイで任意のカードを蘇生できるとしたら柔軟に動けて良い感じです。
《ソゥマ》自体のサーチ手段は《レセプター》からしかありませんが、《レセプター》は《タロットレイス》から持ってこれるので展開を伸ばしたい際は活用します。
《タロットレイ》で蘇生したいモンスターは前述した《禁忌の壺》や《エクスクローラー》が本命ですが、この手のカードは除去されて墓地以外のところに飛ばされるのが常なので、デカブツで制圧して終わり!!というよりは下級クローラーでちまちまコントロールすることが多いです。
一応クローラーモンスターは《星遺物の傀儡》のコストになりますが、一度も使ったことないです。
星杯+星遺物
《星遺物の傀儡》を入れたい!のと除去性能が弱くて《リイヴ》を採用したい!から入れることになったパーツです。
主にリースをスプリンドで落としてスプリンドをリリースしてリースを回収する動きをします。これによりEXMZを空けつつ、リンクモンスターをレベルを持つモンスターに変換できます。
リリース要因の確保や星遺物カードの採用理由などにもなりえ、便利な動きをするカード群です。
特に《星遺物の胎動》は何かと便利で、限られた状況にはなりますが、貫通札としても機能するので素引きも気にならないのが良いです。
前述した通り、《星遺物の傀儡》は一度も使用したことはないです。抜こうかな……。
その他のカード
ヴァレルガードドラゴン
ヴァレルリンクモンスターの中で一番影の薄い《ヴァレルガード・ドラゴン》。
効果覚えてる人少ないと思うので、記載しておきます。
効果モンスター3体以上
①:このカードは効果では破壊されない。②:1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンのカード1枚を墓地へ送って発動できる。このターンに破壊され自分または相手の墓地へ送られたモンスター1体を選び、効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。
③:1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側守備表示にする。この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
注目すべきは③の効果。
つまりは、タロットレイと同じことができるというわけです。というか、チェーン不可に加え、守備表示になるため自分のモンスターをひっくり返すだけならタロットレイより便利とも言えます。
タロットレイの効果は、同名ターン1かつ①②いずれかしか使えないため、隣においても良いですし、タロットレイが2枚とも除去されてしまった場合に用いるのも良いですね。
リイヴ+モンスター2体で出すことが多いです。
アルティメットスレイ
後攻があまりにも弱かったので採用しました。コスト用のカードも併せて採用してますが悪くはないです。《キスキル・リィラ》素引きもリリース要因になり得るので、最悪なんとかなります。嫌ですけどね……?
九魂猫
《ナインライブズ・キャット》。名前かっこ良すぎるだろ!!
除去られた《タロットレイ》を蘇生したりします。蘇生したやつは対象がとられなくなるのも地味に偉いですね。自身のステータスも高いのでこいつ自身が除去されにくいのも偉い。使用頻度は高いです。
ギガンティック・スプライト
言わずと知れた最強カードなんですが、このデッキでは基本的に3200で殴る人です。打点が低いカードばかりなので、たまに役立ちます。
リクルート効果は《タロットレイ》の蘇生効果と喧嘩するのでメインの動きが通っている場合は使いません。事故っている時にディバイナー等をデッキから引っ張ってきて、エルフに繋げ、次のターンに望みを託します。
未来へ
練り切れてない感じが節々から匂いますが、どうですかね……?勝率は悪くないんですが、如何せん試行回数が少なく、記事にするのもどうかと思いましたが、ユニオンキャリアーが逝ってしまったので供養ということで……。
以前「占術姫」デッキを組んだ時も《リンクロス》に頼っていたから改訂で瓦解したんだよな〜みたいなことを思い出しつつ、今回執筆しました。それに比べれば、まあ致命傷にはなっていないかな……という印象です。まあやってること結構おかしかったので……。
イーバリリーベルを抜くだけ抜いてお茶濁すか、本格的にリペアするかは分かりませんが、やっぱり《タロットレイ》はすきなのでなんとかリペアしたいところですね!