幻影&RR新規きましたね!! 先日情報が発表され、2020/08/08発売の「PHANTOM RAGE」(ファントム・レイジ)に黒崎、ユートイメージのカードが収録されることがわかりました。
純構築だけでなく、様々なデッキに影響を与えることから、すでに色々なところでルート開発や考察がされていますね。
そこで今回はその中でも「幻影騎士団(ファントム・ナイツ)」の新規である《幻影騎士団ティアースケイル》について考察していきます。
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《幻影騎士団ティアースケイル》の効果おさらい
星3/闇属性/戦士族/攻 600/守1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「幻影騎士団ティアースケイル」以外の「幻影騎士団」モンスター1体または「ファントム」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在し、自分の墓地からこのカード以外の
「幻影騎士団」モンスターまたは「ファントム」魔法・罠カードが除外された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
待望のレベル3の幻影騎士団モンスターですね。
①の手札1枚をコストに、効果はデッキから「幻影騎士団」モンスターか「ファントム」魔法・罠を1枚墓地へ送る効果。
送ることができるカードのなかで有用なものをピックアップすると以下の通りです。
- 墓地除外で幻影騎士団カードサーチの《幻影騎士団ダスティローブ》
- 墓地除外でファントム魔法罠サーチの《幻影騎士団サイレントブーツ》
- 墓地除外で幻影騎士団モンスター or ファントム魔法罠墓地送りの《幻影騎士団ラギットグローブ》
- 自己蘇生できる《レイダーズ・ウィング》
- 墓地除外で幻影騎士団モンスターを蘇生できるファントム罠
基本的に初動では1.か2.のダスティローブかサイレントブーツを落とすことになるでしょう。
②の効果は、このカード以外の「ファントム」カードが墓地から除外された場合に自身を蘇生する効果。
基本的に初動では、サイレントブーツとでリンクモンスターを立てて、ブーツを除外した際に蘇生するような動きが強そう。
幻影騎士団ティアースケイルのどこが強い?
ステータスが優秀
レベル3闇属性戦士族という恵まれたステータスを持ちます。特に、レベル3という点が強く、新規のレベルがぶれぶれだった幻影の中では、ランク3に繋げられるというだけで嬉しいですね。
また汎用的な効果を持ちつつ、幻影騎士団で使うことでさらなる真価を発揮する《幻影騎士団ブレイクソード》の素材となり得る点も優秀ですね。
幻影騎士団デッキではカテゴリ内に通常召喚権を割いて初動となりえるカードが手薄だったため、非常に頼もしいですね。
切るカードの種類がなんでも良い
コストで切るカードの種類を指定していない点も強いです。「幻影彼岸」をはじめとした混ぜ物デッキに用いられることが多い幻影騎士団ですが、それゆえにコストに何を捨てても良いというのはとても大きいですね。
純構築では、手札でかさばると弱かった《幻影騎士団ダスティローブ》を切れる点がかなり偉いです。コストがサーチ札に変換されます。
また、幻影罠は墓地へ送られたターンでも発動できることから、コストできったカードが蘇生札へと変換されるということになります。
これらの発動の除外もティアースケイルの②の効果のトリガーになる点も偉い。
イゾルデを作れる
戦士族であるという点を活かします。
ティアースケイルと手札コストで、場にティアースケイルとサイレントブーツを揃えることで《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚することが可能です。
イゾルデ製造機といえば《ネオスペース・コネクター》が有名で、あちらの強みとしては《N・アクア・ドルフィン》によるピーピーングハンデス、及びそれによる誘発ケアなどが挙げられます。
反して、ティアースケイルの強みは、特殊召喚した場合でも効果が使える点、幻影色を強めることによって、②の効果によるさらなる展開が狙える点が挙げられますね。
ケルビーニを作れる
レベル3であるという点を活かします。
ティアースケイルと手札コストで、場にティアースケイルとサイレントブーツを揃えることで《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をリンク召喚することが可能です。
ケルビーニは自身の効果でアドバンテージを獲得することが可能で、さらなる展開が望めます。
ケルビーニは構築に制約を与えるカードではないので、立てる手段が増えるだけでもありがたいですね。
これらの要因からティアースケイルは「幻影彼岸」デッキの強化にも繋がってますね。
展開例として、ケルビーニ成立から
- ケルビーニ効果で《彼岸の悪鬼 グラバースニッチ》を落とし《彼岸の悪鬼 ガトルホッグ》をリクルート
- 墓地の《幻影騎士団サイレントブーツ》効果で《幻影霧剣》をサーチ
- 幻影騎士団が除外されたことで《幻影騎士団ティアースケイル》を墓地から特殊召喚
- ティアースケイルとガトルホッグで《彼岸の旅人 ダンテ》をエクシーズ召喚
これで手札2枚から《幻影霧剣》セットのガトルホッグ素材のダンテを作ることができます。
この展開例の途中で《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》を作るようなルートに派生することも可能ですし、ケルビーニ成立からはやれることが非常に多く、夢のあるカードですね。
キュリオスを作れる
先ほどの展開例の途中では盤面に
- 闇属性天使族のケルビーニ
- 闇属性悪魔族の彼岸モンスター
- 闇属性戦士族のティアースケイル
の同じ属性で種族の異なるモンスターが3体揃うことから、《ライトロード・ドミニオン キュリオス》を作ることができます。この場合、彼岸モンスターはスカラマリオンが適切でしょうか?
ケルビーニが天使族っていうのは結構見落としがちですね。(まぁ、名前で自己申告してるんですけどね……)
純構築や「幻影彼岸」では《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》を立てた方が強く、あまり作る旨味のないカードですが、デッキを作る際の知識として覚えておくのも良い気もします。
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》は立てることを要求するギミックも多く、立てられる手段が増えるのは嬉しいですね。
こちらのデッキでも採用を検討したいところ。
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ついでですが、グラバースニッチ効果で、チューナーであるラビキャントをリクルートして、ハリファイバーを作ることもできますね。
さいごに
《幻影騎士団ティアースケイル》についてまとめます。
- ステータスが優秀で幻影騎士団に求められていた新規だった
- 自身+手札コストからイゾルデ、ケルビーニ、キュリオスにアクセスできる
- オフリスと同様、様々なデッキで活躍するポテンシャルがある
幻影とRRはもうすでに色々な考察記事が挙げられていて、その人気ぶりが伺えますね!!私も好きなのでいろんな記事が読めて嬉しいです。