マスターデュエルやってますか?気づけばポケモンアルセウスも発売ですね。
盛り上がりが止まることを知らない「マスターデュエル」。「純シャドール」を使ってプラチナTier1まで行けたので、参考までにデッキレシピと意識することについて書いていきます。
前回の記事
yamachi-9rakura.hatenablog.com
デッキレシピ
構築コンセプトと勝率
対「鉄獣戦線」を重く見た「純シャドール」を使っていました。誘発12枚とかなり多めに積んでます。ガンマがあまりにも強すぎる。
先攻はなんとしても《エルシャドール・ネフィリム》を融合召喚し《影依の偽典》を構え、後手では《影依融合》によるデッキ融合で捲ります。先手後手どちらでも強みがあるのがこのデッキの良さですね。
「シャドール」はシングル戦が強く、ランクマッチがBO1の「マスターデュエル」ではかなり強いデッキだと思います。
実際、ランクマッチでよく見る「エルドリッチ」に有利が取れるほか、準環境の「閃刀姫」「転生炎獣」「幻影騎士団」などにも有利がとれます。
「電脳」相手は引きが良くないと勝てず、「ドライトロン」はほぼじゃんけんゲーですが、「シャドール」はマスターデュエルの環境ではかなり強いカテゴリだと思います。
(電脳は結局一度も当たりませんでした)
ブロンズはホープストラクと初期デッキ、ゴールドはハリファイバーなしの閃刀姫を使っていたので正確な勝率はわかりませんが、プラチナ帯でのシャドールの勝率は8割程度だと思います。(最大連勝もプラチナ4から3に上がった時のやつです)
対面はプラチナ5までは「エルドリッチ」が多めで、それ以降は「鉄獣戦線」「サイバー」「真竜」「ドライトロン」がほとんどでした。「閃刀姫」はどのランク帯でも多く見ましたね。
生成の優先順位
参考までにSRとUR生成の優先順位を書いておきます。あくまで「純シャドール」の場合です。
- シャドール融合魔法罠と融合体(ネフィリム3、ミドラ2、アプカローネ2)
- シャドールウェンディ、アルテミス
- セレーネ、アクセスコード
- PSYフレームγ
- エフェクトヴェーラー2
- アナコンダ
- 増殖するG2、ヴェーラー1
- 超融合1、シェキナーガ
- 灰流うらら
- 超融合1、増殖するG1
このデッキはうららは必須ではなく、「エルドリッチ」と「マスマティシャン」「ニビル」はなくても良いです。マスマティは大事な2枚初動なのであると安定しますが、他のデッキで転用しづらいのでまあ作りたくないですよね……。
困ったらRとNの《結晶の大賢者サンドリヨン》と《聖なる法典》(マギストスインヴォケーション)を2-1 or 3-2で入れておくと安定します。というか多分そっちの方が事故少なくなってストレスないです……。
Rで安めの罠カードである《激流葬》と《バージェストマ・ディノミスクス》入れています。どちらも先手で伏せても強く、後手から捲れる可能性のあるカードです。
加えて、どちらもモンスターを効果で墓地へ送るため、シャドールと非常に相性が良く、《バージェストマ・ディノミスクス》の手札を切る効果から展開が良くなることもままあります。
ディノミではアナコンダを作れないことに注意!
回すときに意識すること
では、「純シャドール」を回す上で意識していることを書いていきます。
3、4ターン目を意識する
このデッキで意識するのは初動で何かをするというより、先手なら3ターン目、後手なら4ターン目に何をするかです。
このデッキの一番の勝ちパターンは、先手で《影依の偽典》を構え、相手ターンミドラーシュにより展開を止め、3ターン目にネフィリムとアクセスコードで8100、ワンショット!というものです。
仮にこの展開を通すのであれば、
- セレーネを立てられるリンク値を場に揃えられるか
- 融合モンスターを出力する手段はあるか
- セレーネで釣り上げる魔法使いは墓地にあるか
- 直接攻撃できるネフィリムは用意できるか
と考えることはいくつもあります。
「次のターンデッキ融合を通したいからこの展開は通そう」だったり、「何かをサーチしたいからミドラじゃなくアプカを出そう」とか、次の展開を考えてデッキから落とすカードやサーチするカードを考えます。
セレーネアクセスは「召喚シャドール」にはない「純シャドール」の強みなので、十全に生かせると良いです。
リバース効果に妨害を撃たせる
シャドールのリバース効果はどれも強力なため、ここに誘発をうってくれることが結構あります。例えば「ヘッジホッグ」なんかは、この効果を通すことが本命だったりしますからね。
しかしながら、単純に反転召喚をするだけで誘発を打ってくれるのであれば、こちらとしてはケアがしやすいわけです。
手札にもう1枚「シャドールモンスター」があれば、リンクモンスター《シャドール・ネフィリム》に繋げて融合が狙えますし、《神の写し身との接触》を握っていれば融合素材にすることで《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》ならかわせます。
とりあえずリバース効果発動から動く、が正解なことが多いです。
シャドールネフィリムを活かす
リンクネフィリムを活かせるのも「純シャドール」の強みです。
前述したように通常召喚権を使ってリバースモンスターを2体揃えられた時や、自分のターンにウェンディのリバース効果を通せた時に出すチャンスです。
《影依融合》にうららを当てられて融合ができないときに出せる他、後々いらなくなった融合魔法をリンク2に変換できるのでかなり便利です。《トロイメア・ユニコーン》とか入れてるとさらに活きます。
リンクネフィリムについてはこちらに詳しく書いてます↓
yamachi-9rakura.hatenablog.com
エルシャドール・ネフィリムを何がなんでも出す
とにかく《エルシャドール・ネフィリム》を出すことを意識しましょう。
ネフィリムが出せればあとはどうにでもなります。逆にネフィリムが出せないとかなりきつい対戦を強いられます。なのでまずはネフィリムを出しましょう。
そのための光モンスター多めの採用です。ネフィリムを出しやすくするため、《サンドリヨン》と《マギストスインヴォケーション》を採用するのもありです。yamachi-9rakura.hatenablog.com
《エフェクト・ヴェーラー》の3枚採用は「鉄獣戦線」を重く見ている、というのもありますが、ネフィリムの融合素材になり、セレーネで釣り上げられるという面も加味しています。
《神の写し身との接触》を握っていれば、ヴェーラーケアとしてドローフェイズかスタンバイフェイズに出すと良いです。(《エフェクト・ヴェーラー》はメインフェイズにしか打てないため)
グラビティコントローラーを活かす
グラコンはEXモンスターゾーンのカード一枚でリンク召喚できるので、ネフィリムを融合召喚してその効果で落としたカードをそのまま拾えます。
ここで《影依の偽典》を落とすことで、それを拾って構えることができ、相手ターンに墓地融合をして制圧力のある《エルシャドール・ミドラーシュ》を出すことができるので、かなり強い動きです。
また、グラコンを生存させておくと次のターンにセレーネアクセスコードをしやすくなるので、極力融合素材にしないほうが良いです。
後手では手札融合でネフィリムを出し、《影依融合》を落としてグラコンに変換して拾い、デッキ融合を通すといった択も取れます。まああんま通らないですけど……。
セレーネでミドラーシュを蘇生してニビルケア
シャドールを使う上で大事な裁定なのですが「ミドラーシュがいるとき原始生命態ニビルの効果を使えない」というのがあります。
蘇生効果を使わなくてもアクセスを立てられる時限定ですが、セレーネアクセスコードをやる流れで、セレーネの蘇生対象をミドラーシュにすることでアクセス着地後にニビルを食らうことがなくなります。
単純にニビルケアを考えなくとも、魔法使いであるアプカローネやミドラーシュを蘇生すれば、そのあと回収効果を使えるためお得です。
後の細かいテクニックは以下にまとめてあるので、よかったら目を通してみてください。
yamachi-9rakura.hatenablog.com
yamachi-9rakura.hatenablog.com
各種環境デッキ対策
鉄獣戦線
「シャドール」同様、先手後手どちらも強みがあり、BO1でかなりの強さを誇ります。
後手では「アクセスコード」と「シュライグ」を絡めたワンキルパターンがあり、先手で《増殖するG》を食らっても、OCGでは禁止カードの《十二獣ドランシア》を立てることで1ドローで妥協しつつ妨害をおけます。
「シャドール」を使う上で一番きついのが対象を取らない「シュライグ」。「対象を取らない除外」を飛ばしてくるため、融合によって逃げることが難しく、《影依の偽典》など融合体を出力する手段を飛ばされると困ります。(そのための《影依の偽典》2枚採用)
そして、通常召喚から「鉄獣戦線」の共通効果を使ってこの「シュライグ」を出せるため、「ミドラーシュ」を貫通される可能性があります。そのため、常に相手の墓地のカードを確認しつつ、マストなタイミングで妨害を当てましょう。相手の墓地のカードが多くて不安なら「エリアル」で除外してしまえば良いです。
シュライグが出そうなら「ヴェーラー」で止める、シュライグとルガル以外ならチェーンでミドラーシュを出して蓋をすれば良いです。そのためのヴェーラー3枚投入です。
「トライブリゲート」1のぶっ壊れカード《鉄獣の抗戦》も「ミドラーシュ」がいる場合はリンク召喚する処理を行えないため、チェーンで「ミドラーシュ」を出せば安全です。どちらかと言えば召喚獣を混ぜた場合に有効な戦術ですが、《鉄獣の抗戦》がサーチされているのがわかっていて、デッキ融合する場合も「ミドラーシュ」から入ると安全に動けます。
エルドリッチ
リソースが尽きづらく《スキルドレイン》と《王宮の勅命》がきついデッキですね。しかし罠デッキゆえのテンポ遅さを逆手にとって、リソースを枯らしてあげれば相手は成す術を無くします。
シャドールには墓地のカードを除外する《影依の巫女 エリアル》があるので、後続を呼ぶ罠とエルドリッチ本体を執拗に除外していけば、相手はリソース回復手段を失い、かなり有利を取れます。
また、厄介なスキドレは「効果を無効」しますが「効果の発動」はできるため、アプカローネ着地に効果を発動し、チェーンで融合してしまえば、効果処理時にアプカローネは場に存在しなくなるため、スキドレの影響を受けず効果を通せます。
ネフィリムで同様のことをし、ネフィリム効果を通してドラゴンを落とす、と言うやり方でも行けますね。
また、アクセスコードを使って割ることもできます。アクセスコードは自身をコストにできるため、自身を除外しつつ効果を発動すればスキドレの影響を受けず効果を通せます。
融合デッキであるため勅命はかなり重いように見えますが、罠カードの《影依の偽典》で融合できる他、勅命にチェーンで速攻魔法の《エルシャドールフュージョン》でネフィリムやアプカを出せば、勅命を無力化できます。
どちらも重いカードではありますが、エルドリッチ自体がスローテンポなデッキであるため手数を揃える余裕があり、なんとかなることが多いです。
ドライトロン
じゃんけん。先攻ならミドラ立てて終わり。負けたら展開されて終わり。後手は超融合を引くことをお祈りするしかない。
閃刀姫
環境レベルではなさそうですがよく見るので。ガン有利です。事故らなければほぼほぼ勝てます。
エルドリッチと同様、魔法カードとレイを執拗に除外していけば勝てます。
相手の場にリンクモンスターが残りやすいので《影依融合》によるデッキ融合も通しやすく、不利な状況になっていたとしても簡単に捲れます。
電脳堺
マスターデュエルでは当たったことがありません。リアルで対面した時はモンスターを無効にする魔法「青龍」がきつく、ミドラーシュ単騎では基本捲られます。誘発、特にうららも通りにくく、先攻展開を咎めづらいのでシングル戦では微不利だと思います。
ミドラーシュを2体出せるような手札であれば、先攻で構えることで勝ちに持っていきやすいです。
VFD朱雀はパンクラでもない限り捲れません。パンクラURなの許せない。
真竜
不利対面です。相変わらずBO1の「真竜」はあり得んほど強いです。相手が事故るかアプカローネ、ルークがないと勝てません。
環境Tierで挙げられているのをあまり見ませんが、プラチナ帯で4回当たり、2回負けました。
まず「真竜」相手ではワンショットを狙うのがあまりにも難しいため、リソース勝負になります。「アプカローネ」の特殊召喚時効果で着実に魔法罠を無力化していきましょう。
「スキドレ」は厄介ですが、「スキドレ」を打てば相手のリソースが増えることがなくなるため、相対的にいえば楽になります。「シャドール」は墓地で発動するカードが多いですしね。「スキドレ」に困ったら「ドラゴン」で簡単に割れますし。
「真竜モンスター」の属性が「光」と「闇」ではないため、素で打つ《超融合》や《影依の偽典》で処理できないのが厄介ですが、逆に言えば一度処理できれば相手のリソースが増えることはなくなるので、一気に攻めるチャンスです。
《魔封じの芳香》があまりにもキツすぎますが、《影依の偽典》のおかげでなんとか対抗できるようになりました。いやルーク強すぎ……。
未来へ
今のマスターデュエルの環境はかなりシャドールに追い風吹いてます。というか、現実が辛すぎるだけですが……。
ガンマが積めるし、《隣の芝刈り》が無制限なので60枚構築がかなり強いです。
マスターデュエルのカードプールなら、シャドールは60枚構築が一番強いと思うので、生成コストがあるなら60シャドールをお勧めします。芝刈りがURなのがあまりにも辛すぎる……。
必須の融合体が軒並みURなのがきついですが、こんなに面白いコントロールデッキは他にないので、一度組んで遊んでみてください!!
あと早くバロネス来て〜〜〜〜〜!!!!
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— くらく@くらくらころころ (@9ra_koro) 2022年1月21日