こんにちは〜くらくです。
さて今回は、最近いろんなデッキで見かける汎用レベル10シンクロ《フルール・ド・バロネス》の使い道を色々記していきたいと思います。
バロネスのどこが強い?
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
③:お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを持ち主のEXデッキに戻し、そのモンスターを特殊召喚する。
まずバロネスのどこが強いかについてです。
- 素材指定がない
- 除去+妨害をもつ
- セルフブレイクも可
- ゆるゆる墓地蘇生
列挙するとこんな感じです。この辺りはテキスト通りなのであまり語る必要はないですね。
ただ、使ってみると3つの効果の噛み合いがとてもよいのがわかります。
除去を強要できる
バロネスの②の効果は、「フィールドに表側表示で存在する限り1度だけ」という回数の限られた妨害効果です。
しかしながら、この妨害を踏んで黙らせたとしても、除去しなければ「起動効果による破壊」か「別のモンスターの蘇生」が待っているので、結局は除去しなければなりません。
つまりは、上記の回数制限にあまり意味がないのです。
素材指定がなく、8+2で出せる
素材指定がないゆえ、強力なモンスターが多いレベル8と使いやすいチューナーが多いレベル2でバロネスを作ることができます。
この点において強いと思うのが、ハリ+レベル8の置物という状況がより堅牢になるということ。
《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》や《ヴァレルロード・S・ドラゴン》などのレベル8の置物の妨害を吐いた後、相手ターンにシンクロしてもう1妨害構えることができます。
また、想像以上に簡単に成立させられることも強い点です。
あまり強い動きではないですが、ロボットリンクの要領で《ブンボーグ003》召喚から001をリクルートし、ハリ→ラドンと繋げることで3+3+3+1でレベル10シンクロを成立させられます。
単純にハリ成立から001リクルートでもOK。
セルフブレイク手段として
バロネスの破壊効果は自身の場のカードも破壊することも可能です。
デッキによってはバロネス成立をループさせるギミックを搭載します。その上でセルフブレイクの手段として活かすのも手ですね。
実際、このデッキではセルフブレイクの手段としての役割も持たせています。
どんなデッキで使う?
強い点は理解したとして、じゃあどんなデッキで使うの!?
風属性汎用レベル10として
風属性を主要としたデッキは《風霊媒師ウィン》などのカードによって、展開途中に風属性縛りがつくことが多いです。なので、特に「SR」や「ガスタ」などのデッキで出す置物として非常に重宝しそうです。
また、単純に「風属性」というのは《超融合》や《影依の偽典》などで除去されづらい優秀な属性です。
レベル8と緊急テレポート+PSYフレームギア・γを採用するデッキで
《PSYフレームギア・γ》は手札誘発として非常に強力なカードです。自分の動きを通すために使われがちですが、《緊急テレポート》のリクルート先としての役割も持つことができます。
なので、緊テレとレベル8モンスターがメインギミックとして採用されているデッキならば「EXデッキに一枠空けるだけで」簡単に組み込むことができます。
加えて、特殊召喚時に何かしらの効果を誘発するモンスターがレベル8側だと蘇生効果にも期待が持てます。
特に、特殊召喚時にシャドールを墓地へ送る《エルシャドール・ネフィリム》がデッキの中核をなす「シャドール」や、
特殊召喚時、対象を取らず場のカードを破壊できる《雙極の破械神》が強力な「破械」などが良さげです。
シャドールでの使い方を詳しく
今私も使っている「シャドール」には《フルールドバロネス》を採用しています。
「シャドール」の動き出しとして発動した《影依融合》に対して、《増殖するG》《灰流うらら》を打たれた際に、ガンマを通すことができれば、場に光属性とレベル2チューナーを供給することができます。
つまりネフィリムの融合素材とバロネスの成立に必要なチューナーが揃うわけですね。
いつものグラコン変換の動きをバロネス成立へ変えることができ、只でさえ強いガンマがより強くなるわけです。
グラコン変換の動き:シャドール融合体をEXモンスターゾーンにだし、それを素材にグラビティコントローラーをだすことで即座にシャドール融合体の墓地効果を使う動き。主に初動でネフィリムで落としたシャドール魔法罠を墓地から回収するものがよく見られる
また、《エルシャドール・ネフィリム》の効果で《シャドール・ヘッジホッグ》を落とすことでレベル2チューナー《シャドール・ファルコン》をサーチできるので、召喚権が残っていればそのまま召喚してバロネスを作ることができます。
ファルコンのサーチを、自分スタンバイフェイズにバロネスの③の効果でネフィリムを蘇生した際に行うことで、召喚権を切れば今一度バロネスを出力することもできますね。
また「シャドール」には能動的に任意のシャドールをリバースできる《影光の聖選士》と《シャドール・ハウンド》があります。
《影依融合》でデッキ融合を通した場合、《シャドール・リザード》を落とし、ネフィリムとリザードの効果で《影霊の翼ウェンディ》と《影光の聖選士》か《シャドール・ハウンド》を落とせばファルコンをリクルートしつつリバースもできます。
バロネスを採用した構築はこちら
yamachi-9rakura.hatenablog.com
ハリファイバーからの相手ターンシンクロの択として
上記のように、場に出るレベル8モンスターが多いデッキでかつ《ハリファイバー》から《フォーミュラ・シンクロン》を出すデッキでは新たな選択肢としてバロネスが活用できます。
例えば、
《ハリファイバー》+《呪血王サイフリート》という盤面を作ることが多い「DD」デッキや、
《ハリファイバー》+《ヴァレルロード・S・ドラゴン》で盤面を返す「魔術師」が筆頭ですね。
どちらも妨害を吐いた後に新たな妨害としてバロネスを立てる動きが強いです。
加えて「魔術師」は《賎竜の魔術師》+《調弦の魔術師》or《白翼の魔術師》で作ることもできますし、セルフブレイクも効果的に活用できます。
カジュアルめのデッキでも《アストログラフ・マジシャン》+《貴竜の魔術師》or《ハロハロ》で作ったりもできるので採用しやすいですね。
「魔術師」でフル投入がよく見られる《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》もレベル8なのでバロネスを出す手段は豊富です。
おわりに
フルールドバロネスの強い点と採用しやすいデッキについて考察しました。
バロネス、効果を読んだ時からつよいな〜と思っていましたが、いろんなデッキで使ってみて強さを再確認できました。「シャドール」でも使っていますが、やはり強いです。
久々の記事更新でしたが、最近は色々書いてもなかなか満足できなくて中々あげられていませんでした。遊戯王モチベも上がってきたので、また更新頻度を戻していきたいです!
遊戯王 DP25-JP023 フルール・ド・バロネス (日本語版 ウルトラレア) デュエリストパック - 疾風のデュエリスト編 -
遊戯王OCG デュエルモンスターズ デュエリストパック -疾風のデュエリスト編- BOX CG1730