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【遊戯王紅白ブログ合戦】クロシープコントロール「マスコットの墓場」【デッキ紹介】

こんにちは、くらくです。

 

振り返り記事をのぞいて新年最初の記事になりました!今年もよろしくお願いします。

 

こちらはルーシーさんの企画「遊戯王紅白ブログ合戦」の記事になります!

luclfer2991.hatenablog.com

 

せっかくこういった企画なので、特別な記事をかきたかったのですが、普通のデッキ紹介記事になります!

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デッキコンセプト

 

コンセプトは《クロシープ》を過労させるです。

しかも《クロシープ》は迷惑上司なので部下も過労させます。(過労は名詞)

常に《クロシープ》をEXモンスターゾーンに維持し、さまざまなマスコットモンスターで相手ターンに何かしらの妨害を行うことがコンセプトです。

  

森の聖獣 カラントーサ》のトリガーが「獣族の効果で特殊召喚」であり名称ターン1もないことから、 《クロシープ》で蘇生する以外で出力しても、重ねて効果を使えるという点に着目しました。

 

マスコットを墓地へ落とし、必要に応じて釣り上げて場をコントロールする。ゆえに「マスコットの墓場(はかば)」。

アイドルはシャドール融合体です。

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プリパラ #19 みれぃとクマ、運命の出会いぷりクマ! より

神回ですね 

 

 

デッキレシピ

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遊戯王ニューロンにて作成

シャドール」「メルフィー」をメインとしてすえたデッキです。

ガリ」「ペンギン」の要素に加え、リバーステーマの姫《聖占術姫タロットレイ》まで組み込んでます。

強いテーマ混ぜ込んでるんだからそりゃ強いでしょって感じですけど、個人的にP以外の全ての召喚法を網羅しているところがお気に入り。

 

 

 

構築の流れ

デッキの相関図は以下のようになります。

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このデッキの相関図

実はこのデッキは「発展途上」な感が否めないです。

なので、各カードの採用理由を順に書いていくのではなく、今の構築に至った流れをデッキコンセプトを満たすカードを入れていく過程をもとに書いていきます

 

この過程を通じて得た知見を以前あげた下記記事にまとめた感じです。

今回のデッキで《クロシープ》の効果で蘇生したいモンスターもこちらの記事でまとめています。

yamachi-9rakura.hatenablog.com

 

 

融合モンスターの供給

まず《クロシープ》の融合効果のトリガーを満たすために、安定した融合モンスターの供給が必要です

 

ここで候補になったのが「シャドール」「サンダードラゴン」「スライム」でした。

結果的に、場持ちの良さ消費の少なさで勝るサンドラではなく、相手ターンでの出力のしやすさ、何より扱いに慣れていることから「シャドール」を選択しました。

(「スライム」は成立した場合の強さはありますが、出しづらさがかなり辛い印象でした)

 

結果的に《クロシープ》の蘇生先を落とせることから更なるシナジーを感じられました。

 

影依の偽典》《影光の聖選士》の存在も大きいです。簡単に融合モンスターを供給できますからね。

 

このデッキではサーチできるレベル2チューナーとして《シャドール・ファルコン》を採用してます。レベル2としてもチューナーとしても役割があります。

 

無限シェキナーガ

エルシャドール・シェキナーガ》と、それの出力サイクルを形成する《ネメシス・キーストーン》を採用してます。

ネメシス・キーストーン》は「除外されたエンドフェイズに手札に戻る」効果があるので、それを利用したサイクルギミックです。

 

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 キーストーン、シェキナーガを素材としてもう一体のシェキナーガを出します。(キーストーンを除外することが重要)

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エンドフェイズにキーストーンが手札に戻るので、次のターン自身を特殊召喚しつつシェキナーガをエクストラデッキに戻せば、もう一度シェキナーガを出せるようになります。

 

必ずしもこの手順でなくてよく、応用が効きます。

 

 

 

蘇生先へのアクセス

次は蘇生させる動物モンスターたちへ如何にアクセスするかです。

 

影依融合》の存在から、デッキから各モンスターを墓地へ直接送ることが可能ですが「いつでもデッキ融合ができるわけでもない」と言うのも事実です。

 

そこで、《影依融合》以外に《森の聖獣 カラントーサ》にアクセスでき、1枚で機能しやすい「メルフィー」を採用しました。

 

 

クロシープの成立とサイクル

クロシープ》の召喚条件が

カード名の異なるモンスター2体

というかなり緩い素材指定なので、単純に通常召喚と合わせてもう一体、なんでも良いので場にモンスターを出力できれば良いです。

 

そのため、

特殊召喚しやすいモンスターを多めに採用するか

緊急テレポート》のようにモンスターを出力できるカードを入れるか

の2択で、結果的に前者を選びました。

 

緊急テレポート》はデッキの核となる「シャドール」にも触れられ、後述するペンギンギミックに必要なチューナーにアクセスできる点も偉いですが、《クロシープ》をサイクルさせるギミックに全く関与できない点が前者に劣りました。

 

次に、常に《クロシープ》をEXゾーンに維持させたいという部分について。

単純に3枚採用する、というのもEXデッキの枠的に厳しく、長期戦を見越したデッキであるため、何かしらサイクルギミックを組み込む必要がありました

 

ここで注目したのが《クロシープ》が獣族であると言う点。

 

前述した「メルフィー」も獣族カテゴリであり、「メルフィー」はカテゴリ内に獣族を墓地から拾うカードメルフィーのかくれんぼ》を内包していました。

 

メルフィーのかくれんぼ》は上記に加えて、獣族への効果破壊耐性を付与でき、《クロシープ》を破壊から守る役割も持てるため噛み合っています。

 

加えて、ランク2《森のメルフィーズ》からサーチできる点も偉い。

 

特殊召喚しやすいモンスターの方向性も定まり、獣族でありデッキの核となるシャドールとシナジーのある未界域」を選択しました。

 

未界域」の獣族モンスターは《未界域のジャッカロープ》《未界域のビッグフット》の2種類存在し、どちらを引いても1枚で機能しやすいので事故防止にも繋がりました。

 

 

 

 サブギミックの検討

サブギミックとして搭載する上で満たしたい要件は以下の3つでした。

  • 《クロシープ》の蘇生先である《極氷獣 ポーラ・ペンギン》へのアクセス手段となる
  • 獣族の種類の増加につながる
  • 《クロシープ》の蘇生先の択の増加となる

 

獣族の増加として《メルフィー・キャシー》からサーチできることから相性の良い《ホップ・イヤー飛行隊》、合わせて《クロシープ》で蘇生できるレベル4シンクロ虹光の宣告者》の採用がすぐ浮かびました。

 

 

そして《極氷獣 ポーラ・ペンギン》にアクセス可能であり、

レベル4 +《シャドール・ファルコン

or

レベル4 +《ホップ・イヤー飛行隊

で作ることができる《ペンギン勇者》の採用に至ります。

 

ペンギン勇者》は水属性をリバースする効果のため影依の巫女 エリアル》もリバースができる点が地味に嬉しい。

 

主なリクルート先である古のカードペンギン・ソルジャー》はがゆえに強く、自身も対象にとれたり、一度場に出した「未界域」を戻してもう一回ババ抜きしたりと器用なことができます。

 

ちなみに《極氷獣 ポーラ・ペンギン》はレベル3チューナーであるため、ハリファイバーでのアクセスも可能ですが……

 

(ペンギンへアクセスするだけのためにハリを使うの…?)

(ハリ入れるなら違うギミックの方がいいんじゃない…?)

(ハリ入れるとそこからつながるカードもっと入れたくならない…?)

 

と思いハリの採用は見送りました。というか単純に枠がないです…

 

 

 

儀式ギミックの採用

虹光の宣告者》を採用したことから儀式ギミックを組み込みたくなりました。

欲をいえば、デッキにリバースモンスターが多いことから《聖占術姫タロットレイ》を使いたい……!

 

ただ儀式といえば消費も大きく、デッキスロットも食ってしまう……どうしたものかと思ったとき……

 

gachi-matome.com

 

かもめ先生〜〜〜〜!!!

(ここまでピンポイントで参考になる記事をあげてくださるとは……)

 

上記の記事を参考に「ガリ」を組み込むことにしました。

 

 まずは《ガリス・フール》です。

このカードが本当に強く、

  • 《メガリス・アンフォームド》でデッキから儀式召喚できる
  • 自分・相手メインにフリーチェーンで儀式召喚できる
  • 《森のメルフィーズ》の素材となるレベル2
  • 墓地から儀式を拾える

と多くのメリットがあります。

 

自身の効果で儀式召喚するのは相手ターンにも行え、まさかの「自身を素材に含めなくて良い」と言う欲張り仕様。

相手ターンにシャドールを切って起動できるのも偉い。

 

墓地から儀式モンスターをサルベージできるのも《影依融合》で光属性の《聖占術姫タロットレイ》を墓地へ送り能動的に回収することも可能ですし、「未界域」のババ抜き効果で意図せず墓地へ行ってしまった場合もケアすることができます。

 

 そして《聖占術姫タロットレイ》を儀式召喚するための要が《ガリス・ハギト》です。

 

起動効果で自身を含めてリリースすることで儀式召喚を行えるのですが、なんとこの効果「メガリス」以外も儀式召喚できるんですね〜〜。

 

そして《ガリス・ハギト》は儀式召喚時に「ガリ」魔法罠をサーチする効果も持っており、ここでサーチするのが《ガリス・エマージョン》です。

 

ガリス・エマージョン》も前述のギミックそれぞれに非常に噛み合いがあります。

まとめると以下の通り。

  • 相手ターンにモンスターを出力できる
  • レベル2、4を供給できる
  • 相手ターンで儀式召喚をフリーチェーンで行える

 

ガリス・エマージョン》もクロシープのリンク先にモンスターを出力する手段となり得ます

 

そして《ペンギン勇者》の素材となるレベル4、《森のメルフィーズ》の素材となるレベル2が供給できます。

 

加えて、相手ターンに儀式を行えることから《ホップ・イヤー飛行隊》のシンクロに繋げるためのレベル変動相手ターンでのシャドール起動など器用に動けます。

 

 

 

その他のカード採用

 その他のカードの採用について触れる前にデッキレシピを再掲しておきます。

同時に、最低限のギミックのみを採用して痩せさせたデッキレシピも掲載しておきます。

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召喚権を切るカード

初期構築では「メルフィー」等獣族モンスターの採用を最小限にしていたことから採用しなかったのですが、召喚権をきるカードとして《レスキュー・キャット》を採用しました。

後から考えるとなんで最初から採用してないんだレベルで役立つカードです。動物だし。

融合を行える手札なら《クロシープ》を立てられますし、《森のメルフィーズ》から《メルフィー・パピィ》持ってきて構えたり《虹光の宣告者》にもなれてとてもえらい。

 

エルドリッチ

 またエルドリッチに頼ってる……。 

属性」ゆえ《影依融合》から落とす択として入れてます。

 

ガリ」のシステムが機能したあと不要になる《ガリス・アンフォームド》や、《影依の偽典》での墓地融合及び《影光の聖選士》で融合体の出力が間に合うようになり不要になった「シャドール魔法」をコストに場に出します。

 

破壊耐性のおかげで場に残りやすいため、リンク素材にして墓地へ送り、その後墓地効果を使うことで、リンク先への特殊召喚の手段として用いることもでき便利です。

 

エクストラ

まず《アクセスコード・トーカー》です。

雑に強いカードでフィニッシャーとなりえる存在ですが、このデッキにおいてこれを採用した理由は「自分でEXMゾーンから退きつつ除去を行える高リンク値のモンスター」だからです。

 

知らない人もいるんですが、アクセスコードのコスト、実は「自分自身」でも良いんですよね

(ゆえにスキドレも割れる)

yamachi-9rakura.hatenablog.com

 

このデッキのコンセプトは「クロシープを過労させる」なので、常に《クロシープ》はEXMゾーンにおいておきたいわけです

 

場に出力したカラントーサやポーラ・ペンギンは場にでたままだと困るため、リンク素材として墓地へ送りたいです。

少ない枠の中で《クロシープ》を混ぜれる高リンクであり、自分で仕事ができる《アクセスコード・トーカー》はかなりありがたい存在です。

 

自身を除外して効果を使った場合、「ネメシスカードでEXデッキに戻せばもう一度使える点もえらいです。

 

次に 《魔救の奇跡ードラガイト》です。

アダマシア」カテゴリに属するカードで「岩石族」に関する効果を持っていますがそれらは使うことはありません。

 

このデッキは魔法罠への対策がほぼないため、「魔法罠の効果の発動無効」というかなり上質な妨害を行えるドラガイトはかなり頼りになります。

発動に必要な「水属性モンスター」もエリアルやペンギンがいるため条件を満たしやすいです。

打点が3000あるのもえらい。基本的にレベル6のアプカローネとファルコンで出します。

 

 

 

採用したかったカード&抜けてったカード

緊テレを採用しなかったためランク3の採用は見送りました。

電脳堺甲-甲々》は単体で完結した効果を持ちながら、《クロシープ》に戦闘耐性をつけられるので入れていたのですが、緊テレ、レベル3サイコセットとともに不採用に。

 

属性が揃っているため使いやすく、獣である点も噛み合いのある《マネキンキャット》。

確かにあると便利なのですが、このカードがないとだめという場面が少なく、少ない枠を割いてまで入れる必要はないと思い不採用に。

マスコットっぽいから入れたいけど…!

 

 クロシープで蘇生して月の書が打てる《妖精伝姫ーシラユキ》。光属性なのがえらい。

このデッキでは墓地に特定カードを貯めておく必要があり除外する墓地リソースが捻出できない点がネックでした。

 

 召喚権を割くカードとしてカグヤを採用しつつ入れるのもありでしたが、他のデッキで散々やったので身内ウケが悪そうと思い不採用に。

まさにマスコットって感じのイラストしてるから入れたかった…!

日版高すぎカード《生きる偲びのシルキィ》。

 

レベル2チューナー自己蘇生可能とスペックは高いのですが、闇属性というのが少し使いづらい印象でした。

このカードのおかげで勝てる試合もありましたが、引かずに墓地へ送りたいカードにもかかわらず、1枚採用のミドラの素材にしか使えない点がネックで素引きした場合はセットが多かったので抜くことに。

リバースに関係しており、トリッキーな効果で好きだったので他のデッキで使ってみたいところ。

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高くて日版買えないって人は、おしゃれな英版買おう!(1000円くらい )

 

試したいカード

最後に試し中 or 試したいカードを書いておきます。

サブテラーの継承&炎シャドール+地シャドール

サブテラーの継承》はデッキがさらに太るので抜いたり入れたりして検討中です。(継承を入れるならトラトリ3、堕ち影も採用してインカネの枚数を増やしたいため)

 

地属性シャドールの《星なる影ゲニウス》は「メルフィー」等の地属性獣、《ネメシス・キーストーン》へのアクセス手段となり、

炎属性シャドールの《影依の炎核ヴォイド》は《ネメシス・フラッグ》へのアクセス手段となります。

 

サブテラーの継承》を入れると《生きる偲びのシルキィ》が活きるようになり、ウェンディからホップイヤーをサーチできたりと柔軟性は上がりそう。

シャドールをいろんな種類入れるのは楽しそうですね。

 

リバース獣&シャドール・ネフィリム

 レスキューキャットからシャドールに繋げられるようになります。

リンク3と緊テレも採用したくなるので、これまたデッキが太る……。

 

鉄獣戦線 

効果でそのままクロシープを召喚でき、かくれんぼで回収するので蘇生制限を満たせないことも気にならない。

獣でssしやすいケラスもいるので良さげ……な気もするのですが、EXの枠的にシャドール色を薄める必要があるのと、除外コストを賄えるのかがネック。

 

 

 

さいごに

今回の遊戯王紅白ブログ合戦はいいねとRTの数で競いあう企画なので、良いと思った方は投稿ツイートの方にいいねとRTくださるととても嬉しいです!!

 

 

冒頭でも述べた通り、せっかくこういった企画なので特別な記事をかきたかったのですが、結局昨年お世話になったデッキの紹介記事となりました。

というか、そもそも私はデッキ紹介が少ないので、実はデッキ紹介の方がレア記事説ありませんか?

半年くらい使っていて、今後も使っていく予定なので変化があり次第発信していきたいですね〜。

 

そういえば動物を使役して戦うってどこかで見たことありませんか……?

 

卵の冠」「わくわく動物野郎」「Mr. DISCOVERY CHANNEL」(デッキ名こっちでよかったかも…)

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©︎集英社 葦原大介 ワールドトリガー8巻 第68話より

 

元ネタがわからない人は……

アニメ第二期もはじまったワールドトリガーをよもう!!!!