こんにちは、くらくです。
ブログ開設1周年記念記事です!!!!今回の記事は2部構成の後編となります。
引き続き占術シャドールの亜種、「王の儀式」デッキの紹介です。後編である今回はエクストラデッキとデッキの動き、回し方の紹介を行います!
前編はこちら↓
yamachi-9rakura.hatenablog.com
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聖占術姫タロットレイのおさらい
前回詳細な効果を載せ忘れたので、効果を掲載します。
「聖占術の儀式」により降臨。「聖占術姫タロットレイ」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、相手ターンでも発動できる。
①:フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側攻撃表示にする。
②:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
③:自分エンドフェイズに発動できる。自分の手札・墓地のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。
エクストラ
融合モンスター
融合モンスターは
- ミドラーシュ1
- ネフィリム1
- アプカローネ1
の3枚です。
基本的にデッキ融合を狙います。地属性の《禁忌の壺》を落とせる《エルシャドール・シェキナーガ》や炎属性の《ジェット・シンクロン》を落とせる《エルシャドール・エグリスタ》 の採用も考えられますが、あくまで出張という状態でメインにつむシャドールを少なめにしているため、単体性能の高いこの3枚のみの採用に至りました。
ネフィリムは素材か効果で《シャドール・ヘッジホッグ》を落とし、《シャドール・ファルコン》をサーチし、通常召喚することでハリファイバーにつながります。
《シャドール・ハウンド》を採用することで、召喚権を切らずにハリファイバー成立まで行くことも可能です。(以前は採用していました)
シンクロモンスター
- 虹光の宣告者2
- PSYフレームロードΩ
の3枚です。
前編でも紹介しましたが、こちらの動きで儀式パーツを回収します。
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このデッキにおいて、《虹光の宣告者》はレベル4であるため《クロシープ》で蘇生できる点が非常に強く、正規召喚を行わない「教導(ドラグマ)」や《儀式の下準備》や「魔神儀」等のそもそも《虹光の宣告者》を使用しない儀式サポートとは違い明確な強みとなります。
Ωは場持ちが良く、儀式のリリース素材としても使いやすい点が高評価です。以前はエグリスタ+ジェットでハリを作った際、相手スタンバイでジェットを墓地へ戻し、次のターンでジェット+Ωで儀式リリースを確保できるという点でも重宝しました。
エクシーズモンスター
エクシーズモンスターは
- 御影志士
- 幻子力空母エンタープラズニル
の2枚です。
《御影志士》は岩石族をサーチ、もしくは手札から特殊召喚するカードです。サーチ対象にレベル制限がないのが目を疑うところ。
このデッキでは《虹光の宣告者》2枚で作り、儀式パーツを回収しながら素材かつ蘇生先となる《禁忌の壺》をサーチするために用います。
つまり、ハリファイバーが成立することで、儀式一式とリリース要因回収、タロットレイの蘇生対象の用意まで可能となります。
(詳細は回し方の項で)
サーチ先としてはウートガルザもいるほか、岩石族を単純に手札から特殊召喚してランク9に繋げるのもあり。
エンタープラズニルは対象を取れない相手に除去を行いたい時に出します。結構出番は多いですね。このデッキは対象を取れない相手にはなかなか手こずるため、このカードで対処します。
ランク9といえば、《真竜皇V.F.D》が有名ですが、このデッキにおいては以下の観点から、採用を見送っています。
- 先行で立てられる場面があまり多くない
- VFDによる制圧能力を求めていない
- 過度な制圧になり得る
このデッキでやりたいことは「タロットレイと強力なリバースモンスターによる相手ターンの干渉」であり、VFDはそれを行うにはあまり適しません。
加えて、このデッキは主にカジュアル戦で用いることを考えると、「相手の動きをみたい」という側面から先行でVFDを立てるのは過度な制圧と考えます。
リンクモンスター
リンクは
- リンクロス
- クロシープ
- ハリファイバー
- 星鍵士リイヴ
- トポロジック・トゥリスバエナ
- ヴァレルガード・ドラゴン
- 双穹の騎士アストラム
の7枚です。
儀式、融合、シンクロ、エクシーズの4つの召喚法を操るこのデッキにおいては、《クロシープ》はかなりの可能性をひめたカードです。
前述のムーブで儀式パーツを回収したのち、基本的にはリンクロス+御影志士でこのカードを作るため、儀式の効果は使いやすいです。2ドロー2ディスですが、効果で捨てるため、シャドールを握れていたり引き込めた場合は、効果を誘発させることができます。
能動的な動き出しには《影依融合》から入ることが多いことから、シャドール融合体が場に残っていることも多く、蘇生効果も狙いやすいです。対象は専ら《虹光の宣告者》ですね。そのまま維持で1妨害もよし、素材にして儀式パーツ回収もよしです。
蘇生は単純にアドバンテージを獲得できるため、融合モンスターは積極的に、モンスターゾーンの真ん中に置くことを意識しましょう。
ちなみに《クロシープ》は2つの条件を同時に満たしたとき、テキスト欄の上から処理していきます。
そのため、融合と儀式の条件を同時に満たした状態で《虹光の宣告者》を蘇生する場合、儀式から処理することで、捨てるカードを除外せずにすみます。
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親の顔より見たカードハリファイバー。このデッキでは《ヴァイロン・キューブ》をリクルートして儀式パーツを揃える動きをするために用います。
《星鍵士リイヴ》はモンスター2体というゆるゆるな召喚条件と「星遺物」カードをサーチできる効果、リンク素材になった場合対象を取らずバウンスできるという点からかなり強力なリンク2モンスターです。
やはり除去、アドバンテージの獲得のどちらもこなせるのは優秀です。
このデッキを組んだのは、このカードとシャドールも交えて使いたい、と思ったのもありますね。
個人的に一番好きなトポロジック、《トポロジック・トゥリスバエナ》 。デステニーガンダムみたいな翼と展開ギミックがかっこいいですよね。
ジェネレイドやシャドールのおかげで相手ターンに起動することが比較的やりやすくで、厄介なバックをおいてくるデッキに対して使います。
メインに積んでいるバック除去が《シャドール・ドラゴン》しかないため、バックを割りたいときは重宝します。
トポロとリンクして♡
ヴァレルリンクモンスターの中で一番影の薄い《ヴァレルガード・ドラゴン》。
効果覚えてる人少ないと思うので、記載しておきます。
効果モンスター3体以上
①:このカードは効果では破壊されない。②:1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンのカード1枚を墓地へ送って発動できる。このターンに破壊され自分または相手の墓地へ送られたモンスター1体を選び、効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。
③:1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側守備表示にする。この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
効果自体は弱いわけではなく、普通に強いカードです。注目すべきは③の効果。
つまりは、タロットレイと同じことができるというわけです。というか、チェーン不可に加え、守備表示になるため自分のモンスターをひっくり返すだけならタロットレイより便利とも言えますw
タロットレイの効果は、同名ターン1かつ①②いずれかしか使えないため、隣においても良いですし、タロットレイが2枚とも除去されてしまった場合に用いるのも良いですね。
リイヴ+モンスター2体で出すことが多いです。
アストラムはフレーバー的なところが大きいですw 星杯使うし入れたいなーって感じですね。単体性能も高いですし、タロットレイを守ることもできるのでむしろ噛み合いはあります。
クロシープ+リイヴで出したりしますね。
このデッキの回し方
(ARC-Vの儀式召喚の演出すき)
基本的には前半は「ジェネレイド」で得られるアドバンテージを駆使して戦い、中盤以降タロットレイとシャドール、リンクモンスターを維持して戦うと行った流れです。
まず、タロットレイの降臨にはハリファイバーの成立が必要になります。
また、ハリ成立から儀式までの流れは以下の通りです。
- ハリファイバーls ハリファイバーefで《ヴァイロン・キューブ》ss
- ハリファイバー素材に《リンクロス》ls efでリンクトークンa,bを生成
- トークンa+《ヴァイロン・キューブ》でアーデクaをシンクロ
- 《ヴァイロン・キューブ》efで《リビング・フォッシル》をサーチ
- 《リビング・フォッシル》ef 《ヴァイロン・キューブ》を蘇生
- トークンb+《ヴァイロン・キューブ》でアーデクbをシンクロ
- アーデクaとアーデクbで《御影志士》xs
- 《御影志士》で岩石族サーチ(便宜上レベルが高く汎用性のあるニビルとします)
- 墓地に落ちたアーデクef 儀式魔法or儀式モンスターサーチ
- 《リンクロス》+《御影志士》でリンク2モンスターをls
- 墓地に落ちたアーデクef 儀式魔法or儀式モンスターサーチ
これを踏まえた上で、理想のデュエルの流れとしては以下の通りです。
- 先行で《王の舞台》をおき、ジェネレイドの動きで相手のしたいこと、動きをみる
- 《影依融合》を通してデッキ融合をし、自分のしたい動きをする
このデッキでは前述した通り、ハリファイバーの成立が儀式パーツとリリーズ要因の回収と蘇生対象の確保につながりますが、デッキには”意図的に”ハリファイバーへつながるカードの採用をある程度見送っています。(リンクリボー、ハウンド、003001セット等)
(アドベントカレンダーで得た知見を元にこの考えに至りました)
このデッキでは《影依融合》が通ることで「自分のしたい動き」ができるようになります。つまり、《影依融合》が通った時の嬉しさ、興奮が尋常ではないです。
このように裏コンセプトとして、「デッキ内の影依融合の重要性」を意図的にあげています。
後攻ではそもそも《影依融合》のパワーが強いので、そこから突破口を開きます。
つまりは、ジェネレイドの動きは相手に突破してほしいわけです。悪い言い方にはなりますが、言ってしまえばジェネレイドは前座なんですね。(必要なパーツではあります)
元々のモチーフ的に「ジェネレイド」はゲームのボスを模していて、このデッキにおいては「中ボス」のような扱いになります。中ボスを突破した先に、大ボスの変な魔術師と壺が出てくると……ちょっとしたストーリー調な動きをイメージしています。
「ジェネレイド」モンスターが一体残った状態で《影依融合》が通った場合にたどり着く盤面がfig1です。ハリを通した後の理想盤面としてはこのような形ですね。エンドフェイズに《禁忌の壺》を蘇生させます。
《王の舞台》を維持できている場合は、《クロシープ》のリンク先を空けておき、維持するのも面白いです。相手ターンにリンク先にモンスターを特殊召喚し、蘇生効果かドローを狙うのことができます。
《聖占術姫タロットレイ》で蘇生したいリバースモンスターは主に《禁忌の壺》と《機怪神エクスクローラー》の2枚です。
《禁忌の壺》は主に相手ターンサンダーボルトを狙います。自ターンに2ドローをすることも。
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:裏側表示のこのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを表側守備表示にして発動できる。その発動を無効にし破壊する。
②:リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターが発動した効果は無効化される。
③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター1体をデッキから手札に加える。
《機怪神エクスクローラー》もうまく行けばかなりの制圧力を持ちます。攻撃力は貧弱なため、《ヴァレルガード・ドラゴン》と併用するとかなり強いですね。
採用を検討したカード
相性が良いにも関わらず、様々な要因で採用を見送ったカードを紹介しておきます。
大捕り物
汎用罠ですね。単純に強いですが、コントロールを奪った相手モンスターを裏側にすることで、対象関係をクリアにすることができます。(この辺りの裁定は複雑なのでwikiを参照してください)
つまり、コントロールを奪ったあとタロットレイの効果で裏側にし、その後リバースすれば、コントロールを奪ったまま効果も使え攻撃もできる状態にできます。
シャドール・ハウンド
個人的にかなり好きなカードです。前述しましたが、ファルコン素材のネフィリム成立で召喚権未使用でハリファイバーを作ることができます。
ファルコン効果で自身を蘇生、ネフィリム効果でハウンドを落とし、処理後ハウンド効果でファルコンをリバースすれば、チューナーと非チューナーが揃います。
それ以外にも色々な用途が考えられ、単純に便利なカードですね。
星遺物の傀儡
くるくるできるカードです。維持できればかなり強いですね。デウスエウスクローラーを採用しているため、②の効果も使えます。このカードの採用はずっと悩んでます。本音写し身よりこっちを入れるべきかも…?
IP:マスカレーナ
ジェネレイドとも相性がよく、破壊耐性アストラムを作れるため入れると強いカード。
あるとかなり便利なのですが、やはり枠が足りない……。
採用するのであれば、せめて同時にユニコーンを採用したいですが、増やすならシャドール融合体かなという感じなので不採用。
最近は破壊耐性アストラムにあまり魅力を感じないというのもありますね。
さいごに
アニメのインパクトもあり、9期の頃に占術シャドールを組んで以降、大好きだった《聖占術姫タロットレイ》を主軸においたデッキの紹介でした。
《聖占術姫タロットレイ》を活躍させるため、シャドール、星杯を駆使して戦うのはとても面白く、自慢のデッキでしたね。
このデッキは、「昨年末のアドベントカレンダー」で得た知見を活かして、自分の10期の集大成として組んだデッキです。
刺身さん主催のアドベントカレンダーは、私にデッキに対して新しい価値観、考え方を与えてくれた素晴らしい企画でした。
相手も自分もやりたいことをやるという勝敗度外視の面白いデュエルができるデッキになったんじゃないかと思っています。
相手からしたら《王の舞台》や《エルシャドール・ミドラーシュ》は厄介でしょうし、デュエルが長くなりがちなところはありますが……。
前後編で総文字数1万越えというなかなかの長さになってしまったので、「これ全部読んでくれる人いるのか…?」って思ってしまいますが、書いていて楽しかったので良しとします。今回ばかりは、最後まで読んでくれたのであれば、どんどんコメントくれると嬉しいです。
今注目しているカードは《幻影騎士団ティアースケイル》なのですが、全然公式twitterが写真をアップしてくれないので、上がり次第記事を書こうと思います!!
yamachi-9rakura.hatenablog.com
追記:書き終えたのは昨日夕方で予約投稿にしていたのでダメでしたが、先に改定が出てしまいました…。リンクロスは禁止になるいうのはほぼ誰もが疑う余地のないものでしたが、改定が出る前に記事を出したかったのが本音ですね……。それでも、ここまで読んでくださりありがとうございました!!リンクロスを使わない形で、デッキを改築していきたいと思います!