先日「SELECTION 10」の新規情報が公開され、シャドール新規が出ることが確定しました。
ついに地シャドールと炎シャドールがきましたね!
今回はそれぞれの使い方について簡単に考察します!
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— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) 2020年10月14日
Vジャンプ12月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ12月特大号掲載記事:第4回 『SELECTION 10』収録の「星なる影(ネフシャドール) ゲニウス」などのカードを公開!
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星なる影ゲニウス
星なる影(ネフシャドール)ゲニウス !
地属性シャドールです。イラストがかっこいい!
元ネタは《クリフォート・ゲニウス》でしょうか。イラストには《シャドール・リザード》っぽい意匠(肩部分)もみられ、その元ネタの《星因子 ウヌク》っぽさもありますね。攻守も同じです。
さて、肝心の効果の方ですが、効果で墓地へ送られた場合の効果は、「フィールドの効果モンスター1体を対象として、そのターン対象モンスターがフィールドで発動する効果を発動できなくなる」というもの。
これが単純に強く、「強力な起動効果をもつカード」に対しての妨害手段として機能します。
リバース時効果は「自分フィールドの「シャドール」モンスター1体を対象として、このターン、そのモンスターに自身以外のモンスターの効果を受けない耐性を付与する」という効果。
元々戦闘耐性を持っている《エルシャドール・アプカローネ》の耐性をさらに強固にしたり、《エルシャドール・ミドラーシュ》を破壊以外の除去から守ったりすることができます。
どちらの効果も《堕ち影の蠢き》と相性がよく、《星なる影ゲニウス》の効果を活かすのであれば採用するのもありかもしれません。
地属性・機械族というステータス
《星なる影ゲニウス》の強さは地属性、機械族という点にあります。
「列車」と組ませた「列車ドール」では採用しやすく、《転回操車》でリクルートできます。
これにより融合素材の供給としても活用でき、安定性が上がりそうです。
個人的に列車とシャドールの噛み合いはシェキナーガのレベル、後手寄りに組みやすいというくらいしか感じられてなかったので、《星なる影ゲニウス》のおかげでようやくシナジーが生まれたといった感じですね。
影依の炎核 ヴォイド
影依の炎核(ヘルシャドール)ヴォイド!
炎属性シャドールです!全身が燃えているジェムナイト・クリスタ?
シャドールの中で最高打点である2900を持ちます。
悪魔族ということもあり、《インフェルノイド・リリス》を彷彿とさせますね。効果も除外等に関わっていて名前も「ヴォイド」であるため、「インフェルノイド」との関係を匂わせてますね。
さて、肝心の効果の方ですが、効果で墓地へ送られた場合の効果は、「フィールドのモンスターの元々の属性の種類の数だけ、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る」というもの。
これは後手のとき《影依融合》と合わせて使うことで真価を発揮しますね。相手の場も参照するので、ある程度の枚数を墓地送りすることを見込めます。
《影依の炎核ヴォイド》の真骨頂はリバース効果にあり、「相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として、属性がそのモンスターと同じ「シャドール」モンスターを自分のEXデッキから墓地へ送り、対象のモンスターを除外する」という効果を持ちます。単純に強い。
シャドールのEXモンスターは神属性以外全て存在するため、理論上ほとんどのモンスターを対象にできます。効果処理でEXデッキから「シャドール」を送る必要があるため、あまり採用されない「風」や「水」属性のものは対象に取りづらいですが、リバースするだけで除外できるのはかなり優秀です。
融合シャドールを送れば「シャドール」魔法罠を回収することもでき、アプカローネを送れれば「シャドール」カードのサーチまで行えます。
レベルが9と通常召喚することは難しいため、《影霊の翼 ウェンディ》でリクルートするのが主となるでしょう。というか、この動きはなかなかつよい気がします。
前述した《堕ち影の蠢き》もそうですが、 《影光の聖選士》の墓地効果でフリチェ除外も狙えますね。
レベル9であることを活かそう
《影依の炎核 ヴォイド》はレベル9であるため、ランク9を作りやすくなりました。《真竜皇V.F.D.》もエクシーズ召喚できます!
《影依の炎核 ヴォイド》を素材として融合召喚できる《エルシャドール・エグリスタ》がレベル7であり、《シャドール・ヘッジホッグ》からサーチできる《シャドール・ファルコン》がレベル2のチューナーであるため、レベル9の《浮鵺城》をシンクロ召喚できます。
素材として送った《影依の炎核 ヴォイド》をそのまま釣り上げることができ、ランク9までつなぐことが出来ます!
以前私は《聖占術姫タロットレイ》をキーカードとした「ジェネレイドシャドール」デッキを組んでいましたが、このデッキを組み直すのも面白いかなーと思っています。
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サーチできるレベル2チューナーとして使えるファルコンと同様に、テーマ内でサーチできるレベル9モンスターとしての運用方法も見込めそうです。
特に儀式を使う場合は、《聖占術姫タロットレイ》のリリースを《影依の炎核 ヴォイド》一体で賄えるのは嬉しいですね。
《星なる影 ゲニウス》と《影依の炎核 ヴォイド》の弱い点
どちらもなかなか面白い効果、ステータスを持っていますが、一方で弱い点もあります。
先攻ではあまり効果を活かしにくい
除去、無効、耐性付与と先攻ではどちらの効果も活かしにくいです。そのため、厚く積んで初手に来ても十全に効果を活かせないことがありそうですね。
ヘッジホッグやウェンディ、ビーストのように、直接的にアドバンテージを稼げる効果ではないので、融合の損失を回収することが出来ません。
唯一《影依の炎核 ヴォイド》の墓地へ送られた際の効果は、ランダム墓地送りを行うことが出来ますが、これも相手の場も参照するため、後攻の方が強い効果です。
《影依の炎核 ヴォイド》のレベル
レベルが9というのはメリットでもあり、デメリットでもあります。強力なリバース効果を持つがゆえに最上級に設定されていて、手札からセットを行いづらくなっています。
ゆえにウェンディからセットが基本となりそうですが、これもヘッジホッグをセットした方が後々良くなってくることも多そうで、一概にいつでも強い動きとはいえないです。
手札からセットしても、デッキからリクルートしてセットしても「ヴォイドが伏せられた」という情報はだいたいバレてしまうため、奇襲性はないです。
継承シャドールが熱い!!
メインに入るシャドールが全属性揃ったことにより、《サブテラーの継承》を使った「継承シャドール」がかなり熱いです。
《サブテラーの継承》は以前から機能すれば毎ターンサーチ等を行え、かなり強いカードでしたが、以下のような汎用カードがサーチできるようになりました。
- 地属性レベル4が増えたことで《増殖するG》
- 炎属性レベル9が増えたことで《灰流うらら》
見えている誘発はケアしやすいとはいえ、これらをサーチできるのはかなり強いですね。
これ抜きにしても、《影依の炎核 ヴォイド》のレベルが9であることから、ほとんどの炎属性モンスターを継承からサーチすることができるようになりました!
炎属性のテーマ「ヴォルカニック」もほぼ全てのモンスターをサーチできます。レベル8である《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》も同様ですね!
デッキ構築に幅が生まれそうです!
結局シャドール新規は採用するの?
ガチ構築であれば、それぞれ1枚ずつ、もしくは《星なる影ゲニウス》を1枚さす、という感じになりそうです。
前述したVFDを立てられるというのも、さすがに枠を使いすぎている & 先攻でやりたい動きであるため手札融合を求められることから、あまり現実的ではないように思えます。
ただこれは現在の構築に入れるならという前提の上であって、根本から構築を変える場合はこの限りではないと思っています。
とはいえ、どちらも先攻で引いた場合はあまり強く使えず、《影依の炎核 ヴォイド》は《影霊の翼 ウェンディ》からのリクルートで使えればよく、《星なる影 ゲニウス》もデッキから落として使うという使い方が主になりそうです。
つまりは、
- 《星なる影 ゲニウス》は《シャドール・ドラゴン》
- 《影依の炎核 ヴォイド》は《シャドール・ビースト》
と、これらと同じような使い方になりそうです。採用する場合はどちらかを採用といった感じになりそうです。(40枚構築の場合です)
特に《星なる影 ゲニウス》は《シャドール・ドラゴン》とのサイドチェンジ枠として機能させるのもありなのかなと考えてます。
メインが《星なる影 ゲニウス》、サイドが《シャドール・ドラゴン》という感じです。(今は罠が強い環境なので逆になるかもですが……)
ただ、《星なる影 ゲニウス》と《影依の炎核 ヴォイド》は単純に「シャドール」の構築幅を大幅に広げてくれるカードであり、主にカジュアルデッキで活躍すると見込んでいます!!
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さいごに
今回はシャドール新規の地属性シャドール《星なる影 ゲニウス》と炎属性シャドール《影依の炎核 ヴォイド》について考察しました。
まとめると、
- ゲニウスは墓地送り効果が妨害に使える
- ヴォイドはリバース効果が強い
- どちらもレベル、種族等ステータスが優秀
- ただし採用枚数は控えめになるかも
シャドール新規が確定した瞬間、「SELECTION 10」をアマゾンでポチりましたw
継承シャドールを組み直すきっかけになりそうで、発売がたのしみです!
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