『RISE OF THE DUELIST(ライズ・オブ・ザ・デュエリスト)』に収録されたシャドールカード《影依の偽典》(シャドールーク)。
そういえば、実際に使い始めてから記事は書いていなかったなぁ…ということで、実装から3ヶ月ほどたった今、あらためて考察をしていきます。
現在のシャドールの構築はこちら
yamachi-9rakura.hatenablog.com
シャドール のお供!カグヤの記事はこちら↓
yamachi-9rakura.hatenablog.com
シャドール の回し方はこちら!↓
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《影依の偽典》(シャドールーク)
早速《影依の偽典》について考察していきます。
影依の儀典の効果考察、メリット・デメリット関してはこちら
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実戦で感じた強さ
実戦で使うことで《影依の偽典》の強いと感じた点として以下にまとめます。
- 「シャドール」ネームをもつためサーチ・サルベージが可能
- 毎ターン効果起動が可能
- 手札消費なしで融合体を着地できる
- 対象を取らない墓地送りという除去性能
これらについて、順に記していきます。
サーチ・サルベージが容易
《影依の偽典》には、アクセス手段がいくつか存在します。
まず、「ドラグマ」デッキでよく見られる《天底の使徒》から《エルシャドール・アプカローネ》を落とすことでサーチを行う手法です。
エクレシアをサーチして手札のシャドールを切られれば、相手ターンミドラーシュフルルドリスを構えられます。
古典的な手法であれば、リザード素材の《エルシャドール・ネフィリム》成立から回収することができます。
リザード効果で《影依の偽典》を落とし、ネフィリム効果で《影依の原核》を落とすことで、処理後に《影依の原核》の効果で任意のシャドール魔法罠カードをサルベージできます。
ナウい(死語)手法であれば、《エルシャドール・ネフィリム》成立から《影依の偽典》を落とし、ネフィリムを素材に《グラビティ・コントローラー》をリンク召喚することで、ネフィリムの効果により《影依の偽典》をサルベージできます。
これの良いところは、メインを圧迫せず、かつ《グラビティ・コントローラー》により闇属性が供給できるところです。
ネフィリムが成立している時点ですでに強いのですが、「相手の妨害等でそれ以上の動きができない」という時に「最低限」の妨害を構えることができるので重宝しています。
手札消費なしで毎ターン使える
2.と3.を合わせて書きます。
「自分・相手メインフェイズ」と限定されていますが、やはり毎ターン手札消費なしに融合を行えるのは破格です。
とはいえこれは「実質無料」であり、厳密には墓地リソースを消費する点は注意すべきです。
ドラグマのように最低限の出張で済ませる場合であれば、そこまで気にする必要もないですが、継続的に使うのであれば素材の選定・供給まで考えなければなりません。
前述した《天底の使徒》や《グラビティ・コントローラー》を使う手法で構えたのであれば、素材は揃っているはずですが、素引きした場合は、融合をしてもリソースは減るばかりなので難しいですね。
除去性能
融合召喚したモンスターと同じ属性のモンスターという条件はありますが、処理の流れで「対象を取らずに墓地送り」という上質な除去を行えます。
シャドールは軒並み打点は高くなく、高打点モンスターの除去はネフィリムに頼ることが多いため、破壊耐性持ちには苦戦を強いられていました。
そのため、やはりこの除去は頼もしいです。とはいえ、除去を優先するか、展開を優先するかいつも悩んでしまうというのはありますね……。
採用枚数
純構築、混ぜ物それぞれの採用枚数について考察していきます。
純構築
現状だと採用枚数は1です。コズサイ等が見られるので2欲しい時もありますが、このカードに頼り切った構築という訳でもないため、1で妥当な気もします。
素引きは弱い訳ではありませんが、ネフィリムに着地できない初手の時に握るとどうにも弱さを感じてしまうことも多いですしね。
ただ、引くと強い……というか最強カードなので3積みは全然ありえます。というか割と3投安定な気がしてきています……。
混ぜ物
このカードを含めて、そのデッキがシャドールに何を求めるかによると思います。
以前までのシャドールの出張に求められることは以下の通りでした。
- デッキ融合による特定カードの墓地送り
- 下級シャドールの誘発効果によるアドバンテージ獲得
- 《サブテラーの継承》によるサーチギミック
2番目の例で言えば、ドラゴンによるバック除去などがあげられますね。
そして、ストラク発売により以下が追加されました。
- 融合シャドールと《影光の聖選士》による蘇生ループ
- ウェンディによるリバースモンスターの供給
上がシャドールの融合体のスペックに着目したものですね。
下については《影光の聖選士》や《シャドール・ハウンド》と併用することで、任意のシャドールのリバース効果を発動できるようになったという感じですね。
《影依の偽典》の登場によって、新たに
- 「最小限の出張」で相手ターンミドラーシュを成立させる
というものも生まれました。ドラグマ等で使われているものですね。単純に強いです。
これ以外に私としては単純に、
- 「相手ターンに」融合モンスターを立てる手段
として、かなり有用であると考えています。
例としてあげれば、相手ターンに《クロシープ》の効果を誘発させるトリガーとして用いることなどですかね。
実際にシャドールの採用枚数が多いのであれば、素引きでもしっかり機能しますし複数枚採用もありだと思います。
注意すべき点
前回の記事でもある程度述べましたが、あらためて。
列挙すると以下が挙げられると思います。
- 融合素材モンスターの効果が誘発しないこと
- 永続罠である点
- メインフェイズにしか使えない
- 特殊召喚したモンスターはダイレクトアタックできない
メインフェイズにしか使えない点とダイレクトできない点は忘れがちなので注意ですね。
さいごに
今回の考察を踏まえた構築↓
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今回は、登場後ある程度実戦を踏まえた上で、あらためて《影依の偽典》の考察を行いました。
自分の中ではなんとなく使い方を確立できはじめたかなといった印象です。めちゃくちゃ強いカードなんですけど、…うーん……やはり難しい……。シャドール使いの皆さんはどうですか?