くらくらころころ 遊戯王ブログ

遊戯王をもっと楽しむブログ

【遊戯王】ヴィジャムと好相性!《七精の解門》の方界デッキの使い方考察【ファンデッキ考察】

七精の解門》、何でもできる……。

 

ということで、今回は《七精の解門》の方界デッキにおける使い方を考察していきます。

 

今回の記事は前置きが長いです。

f:id:yamachi_9rakura:20200510033344p:plain

高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社テレビ東京NAS

 

 

yamachi-9rakura.hatenablog.com

yamachi-9rakura.hatenablog.com

 

 

yamachi-9rakura.hatenablog.com

yamachi-9rakura.hatenablog.com

 

 

 

 

まえおき

最初に言います。私は今は方界デッキを組んでないです

(じゃあ何だよこの記事!って思った方、まだブラウザバックしないで…)

 

方界デッキって、イラストはだいすきなんですが、突き詰めるとクリムゾンノヴァ着地して殴ってドーン終わり。みたいなのが大味すぎてあんまり性に合わなかったんですよね。(方界デッキ好きな人ごめんなさい)

 

とはいえ、方界ってカッコ良いですよね……。

 

以前から《方界胤ヴィジャム》を使いたいなーと思っていて、実際自分が今組んでいるデッキで求めている能力であることも踏まえ、色々方界について調べました。

 

上記を踏まえ、今回はヴィジャム招来神等の解門ギミック出張として用いた上で得た知見と、その過程で方界デッキにはこのような使い方ができるのでは、という気づきを記していきたいと思います。

 

実際に方界有識者に読んでいただき、コメントいただけると嬉しいですね。

 

 

七精の解門》でできること

 

 

七精の解門》のテキスト(遊戯王公式 DBより)

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:このカードの発動時の効果処理として、「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体、またはそのいずれかのカード名が記されたモンスター1体をデッキから手札に加える。

②:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。自分の墓地から攻撃力と守備力が0の悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

③:1ターンに1度、自分フィールドにレベル10モンスターが存在する場合に発動できる。自分の墓地から永続魔法カード1枚を選んで手札に加える。

 

七精の解門》は「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」をテキスト内に含む、比較的サーチが容易な永続魔法です。一枚からキュリオスを立てられるという素晴らしいカードですね。

 

対して《方界胤ヴィジャム》は解門の蘇生対象である攻守0、悪魔族に当てはまるステータスを持ちます。

 

加えてヴィジャムはカテゴリ内でサーチ、サルベージ、リクルート手段を持ちます。

 

墓地から除外して方界モンスターをサルベージする《方界法》(ほうかいダーマ)と墓地から除外して方界モンスターをサーチする《方界業》(ほうかいカルマ)です。

 

副葬一枚でアクセスできますね。

 

リクルート手段としては、タイムラグ、発動条件はありますが、《方界降世》があります。(藍神の「方界降世ッ!!」の言い方すき

 

もっと言えば、ワンフォーワンでリクルートや悪罵族レベル1であるため魔サイやマスマティ、煉獄の災天で落とせる等アクセスが容易です。

 

前述した通り、《暗黒の招来神》か《七精の解門》から《ライトロード・ドミニオン・キュリオス》を成立させられるため、6枚体制の初動から毎ターンヴィジャム蘇生の体制を立てられます

 

 加えて、《七精の解門》は1ターンに1度の発動条件はありますが、効果自体に1ターンに1度の制約はありません。並べることに意味があります。

さらに発動時に対象を取りません。ほぼ解門が貼られている = 墓地に対象が存在するなので、コストで切ったカードをそのまま蘇生も可能です。

 

キュリオスの効果で副次的に方界魔法等が落ちることも考えるとかなり相性は良いです。

 

まとめたのが以下のfig:1ですね。

f:id:yamachi_9rakura:20200510023958p:plain

fig1:ヴィジャム相関図


 

 

 

方界胤ヴィジャム》でできること

 

f:id:yamachi_9rakura:20200509234112j:plain

アニメでは次元の狭間に移動することで攻撃してきたモンスターをアンディメンション化する効果を持っていました(何言ってんだこいつって思ったけど熱いからよし

 

 

方界胤ヴィジャム》のテキスト(遊戯王公式 DBより)

①:このカードは戦闘では破壊されない。

②:このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。モンスターゾーンのこのカードを永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置き、その相手モンスターに方界カウンターを1つ置く。方界カウンターが置かれたモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。

③:このカードの効果でこのカードが永続魔法カード扱いになっている場合、自分メインフェイズに発動できる。魔法&罠ゾーンのこのカードを特殊召喚する。

 

では、場に出力した《方界胤ヴィジャム》でどんなことができるのか。

 

列挙すると

  1. 戦闘破壊されない壁になる
  2. 戦闘後相手モンスターを対象を取らず効果無効にする
  3. リンクリの素材となる
  4. リンク数のカサ増し
  5. 永続魔法を増やす

この5つが挙げられます。

 

いくら戦闘以外の除去が多くなっている現代遊戯王であっても、戦闘で破壊されないカードを毎回場に出力できるのは大きいです。

 

3.にあるように、一度リンクリに変換しておけば、除外・バウンス等のループを崩す除去を行われた場合でもサクリファイスエスケープが可能な点もグッド。

 

 2.については、受動的な効果で使うことがなさげに思われがちですが、《方界法》によって戦闘ダメージを0にできることもあり、能動的に発動することも可能。他に回答がない場合にダメージ覚悟で殴るのも最悪できますしね。

 

 

方界デッキに《七精の解門》を採用する利点

f:id:yamachi_9rakura:20200510041500p:plain

高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社テレビ東京NAS

映画は原作ラスボスのバクラがヒロインなのすき。遊戯がバクラのために戦うのもっとすき

さて本題です。《七精の解門》を方界デッキに採用する利点として以下の5つが挙げられると思います。

 

名推理以外の墓地肥やし手段の獲得

カルマ、ダーマ、合神など(ついでにデューザも)墓地除外した際の効果ターン1がついていないことから、方界で墓地肥やしが強いことは周知の事実です

 

初動6枚体制による、キュリオスの確定1+未確定3の合計4枚墓地肥やしはかなり有用であると考えられます。

 

 

セキュアガードナーを作りやすく

ヴィジャムを場に出力することで、クリムゾンノヴァの相方《セキュア・ガードナー》の素材となる《リンクリボー》を出力しやすくなります。

 

シンクロ軸でなければエクストラは余裕があると思いますし、キュリオス成立のついでにリンクリをリンク召喚するので無駄がありません。

 

方界モンスターの召喚コストに

方界モンスターはヴィジャム、クリムゾンノヴァ、デューザ以外、特殊召喚モンスターであり攻守が0のモンスターです。

 

これらはフィールドの方界モンスターを墓地へ送って場に出ることができます。そのための召喚コストを解門のヴィジャム蘇生で賄えます。

 

クリムゾンノヴァがレベル10なので永続魔法回収可能

方界の切り札、《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》はレベル10です。《七精の解門》の③の効果が使用可能となり、墓地を肥やした上で永続魔法を回収できます。

 

キュリオスの確定墓地落としを任意の永続魔法とすることで、間接的に永続魔法を確定サーチすることが可能となります。

 

  1. 手札の方界カードを増やしたい→永続魔法を送る
  2. 任意の方界モンスターをサーチしたい→カルマを墓地へ送る

とキュリオスの効果に択を持たせられるのは非常に嬉しいと考えられます。

 

手札でかぶった副葬の処理や能動的に《方界業》を墓地へ送る手段に

前述した通りカルマ、ダーマにターン1はありませんが、それらを墓地へ落とすもっともメジャーな手段である《おろかな副葬》には名称ターン1がついています。

 

七精の解門》の手札コストはカードの種類が指定されていないので、被った副葬など不要なカードを切れます。

 

同様に墓地効果を使いたくてもハンドでくすぶっている方界魔法罠を能動的に墓地へ送れます

 

 

 

私がヴィジャムに至るまで

f:id:yamachi_9rakura:20200510040152p:plain

高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社テレビ東京NAS

余談ではありますが、私がヴィジャムに至るまでの経緯を。

yamachi-9rakura.hatenablog.com

このデッキの強化につながるカードを探している際のお話です。

 

 

まず《七精の解門》で蘇生できるカードないかな……と探していて、見つけたのが《方界胤ヴィジャム》でした。その時点では採用には至りませんでしたが、その後考察していくことでかなり良さげなカードだと考えるようになりました。

 

求めていたスペックは

  • 対象を取らず場のモンスターの効果を無効にできる
  • 墓地へ落ちても回収、蘇生が容易 or 墓地へ行くことで効力を得る
  • 悪魔族である

の3つです。

 

ヴィジャムはこれら全てを満たすだけでなく、

  1. 能動受動問わずプレイできる
  2. 戦闘破壊されない
  3. 攻守が0である
  4. 永続魔法となる

と、加えて数多くのメリットをもち、求めていたスペックの上を行く存在でした。

 

特に、3.が今回触れた《七精の解門》に繋がりますね

 

また、4.の永続魔法化は思ってもみなかったというか、挙動的に装備魔法扱いだと勝手に思っていたので嬉しい誤算でしたしかも能動的に場に出力できるという使い勝手の良さ

 

しかしながら、これら全てを十全に活かすためには、専用魔法多くのデッキスロットを多く使用します

 

ですがこれを逆手にとり、60枚デッキとして昇華させようとしているのが今組んでいるデッキです。方界魔法が墓地効果を持つこととも噛み合います

 

60枚デッキにすることで、新たな他のギミックの採用にドロー加速、方界魔法を能動的に墓地へ落とす手段として《隣の芝刈り》を採用できる、と新たに得られたメリットもありました。

 

完成してリアルで使い倒したら、いずれ記事を書きたいですね。

 

 

さいごに

まとめとして、方界デッキにおける《七精の解門》の採用は

  • 豊富な初動からキュリオスを成立が可能
  • 確定墓地送り等の能動的な動きで方界デッキの安定化に貢献
  • クリムゾン・ノヴァと好相性
  • 勝ち筋の安定化、継戦能力の強化
  • ヴィジャムは私のデッキの救世主である

 と多くのメリットがあると考えられます。

 

方界デッキを調べる上で、シンクロ軸なるものを知ったので、実際に組むのもありかなーと思っています。方界カードはかなり余っているので有効活用できそうで嬉しいです!