こいつやばくね?
ということで、今回は2019年11月23日に発売されたLINK VRAINS PACK3(リンク・ヴレインズ・パック3)にて収録される、《幻獣機アウローラドン》についての記事になります。
ブンボーグ003との絡みが騒がれていますが、今回はSR(スピードロイド)デッキにおいての《幻獣機アウローラドン》を用いた展開例の紹介になります!
ジャンドに関する記事はこちら↓
yamachi-9rakura.hatenablog.comyamachi-9rakura.hatenablog.com
スピードロイドのデッキレシピはこちら
yamachi-9rakura.hatenablog.com
《幻獣機アウローラドン》の効果のおさらい
リンク3/風属性/機械族/攻2100
【リンクマーカー:左/下/右下】
機械族モンスター2体以上
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドに「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)3体を特殊召喚する。
このターン、自分はリンク召喚できない。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターを3体までリリースして発動できる。
リリースしたモンスターの数によって以下の効果を適用する。
●1体:フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
●2体:デッキから「幻獣機」モンスター1体を特殊召喚する。
●3体:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。
待望の幻獣機リンクモンスターです。
リンク3であり、素材に機械族モンスター2体以上要求するのであまりお手軽といえるような素材指定ではないですが、その後トークンを3体も生成するのでボードアドバンテージは確実に+になります。
また、ハリファイバーで機械族チューナーリクルートすれば、簡単に出すことが可能なため、実際はそこまできつい素材指定というわけではありません。
ステータス面で言えば、全て自分方向に向いている優秀なマーカーや及第点レベルの打点をもち、SRなどで制約下でも使いやすい風属性と優秀なところが多いです。
②の効果で任意の数、トークンをリリースして以下の効果を発動できます。
- 1体:対象を取らず場のカードを破壊
- 2体:幻獣機をデッキから特殊召喚
- 3体:墓地トラップサルベージ
最近続々と増え続ける対象を取らずに破壊できる効果を比較的簡単に使えるほか、レベル指定やチューナー指定も何もなしにデッキから幻獣機をリクルート、カテゴリ指定なしにトラップサルベージと全ての効果が優秀です。
①の効果を発動したあと、リンク召喚ができなくなる、という制約があるため、リンク展開には向かないモンスターですね。
では何に使うか……? シンクロに決まってますよね。
SR(スピードロイド)デッキと相性が良い!
アウローラドンは、幻獣機と同じく風属性機械族で統一されているSR(スピードロイド)デッキととても相性が良いです。
SR(スピードロイド)デッキでは、《HSRーGOMガム》との噛み合いが悪いとは言え、逆にハリファイバーから動いた際のルートが増えました!
また、《HSRーGOMガン》に対してうらら、ヴェーラー泡影などの誘発を打たれた際にケアしやすくなりました。(うさぎは無理ですし、アウローラドンの展開を知っていられるとそこに打たれる可能性もありますが…)
ジャンドにおいてのアウローラドンに関する記事はこちら↓
yamachi-9rakura.hatenablog.com
SRデッキでの展開例
目指すのはアウローラドン+コズミック・ブレイザー・ドラゴン
要求札はSRチューナー+SRベイゴマックス。チューナーのレベル、カード名は問いません(展開中にない方を持ってくる)。ベイゴマックスは《風霊媒師ウィン》の登場で持って来やすくもなりましたね。(ハリファイバーは使えなくなりますが…)
以下の展開例では、ns=通常召喚、ss=特殊召喚、ef=効果発動、ls=リンク召喚とします。シンクロ召喚はシンクロと表記します。
チューナーは《SR赤目のダイス》とします。
- 《SRベイゴマックス》ss efで《SRタケトンボーグ》サーチ《SR赤目のダイス》ns 《SRタケトンボーグ》ss
- 赤目+ベイゴマで《水晶機巧ハリファイバー》ls ハリファーバーef《SR電々大公》をデッキからss
- 大公+ハリファイバーで《幻獣機アウローラドン》ls ef で幻獣機トークンを3体生成(レベル3)
- 《幻獣機アウローラドン》ef でトークン2体リリースし《幻獣機オライオン》をデッキからss
- オライオン+幻獣機トークンで《HSRマッハゴー・イータ》をシンクロ オライオンefで幻獣機トークンを生成
- タケトンボーグef デッキから《赤目のダイス》(2枚目)をss efでマッハゴーイータをレベル2へ変更
- ハゴイタ+赤目で《武力の軍奏》をシンクロ efで赤目のダイスss
- 赤目が場にいるため墓地ハゴイタef 自身を蘇生
- 赤目+幻獣機トークン(オライオンで生み出した)で《HSR快刀乱破ズール》をシンクロ
- レベル4快刀乱破ズールとレベル5マッハゴーイータにレベル3武力の軍奏をチューニング!デルタアクセルシンクロ!《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》!
注意点として、3.以降リンク召喚できない縛りがつき、6.以降風属性しか特殊召喚できなくなります。
また、墓地に赤目のダイスと電々大公がいるため、チューナーの蘇生を行えますし、快刀乱破ズールの効果で、エンドフェイズにスピードロイドをサルベージすることもできるので、リソース確保も行えます。
エクストラ消費も多くないのでフリーでは実用的だと思います!(誘発を全くケアできていないのはスルーでお願いします…)
他の初動札でもかなり動きやすくなりました。
《風霊媒師ウィン》始動(ハリファイバー未使用)
要求札はウィンコスト(レベル3以下SRモンスター)+ウィン+ダブルヨーヨー
- 《風霊媒師ウィン》ef コストを切りデッキからベイゴマックスサーチ
- ベイゴマss efでタケトンボーグサーチ
- タケトンss ダブルヨーヨーns ヨーヨーefでコストで切ったSRモンスターを蘇生
- SRモンスター+ベイゴマで《HSRーGOMガン》をls
- GOMガンとベイゴマックスで《幻獣機アウローラドン》をls ef で幻獣機トークンを3体生成(レベル3)
- 《幻獣機アウローラドン》ef でトークン2体リリースし《幻獣機オライオン》をデッキからss
- タケトンボーグef デッキから《赤目のダイス》をss efでマッハゴーイータをレベル2へ変更
- ハゴイタ+赤目で《武力の軍奏》をシンクロ efで赤目のダイスss
- 赤目が場にいるため墓地ハゴイタef 自身を蘇生
- 赤目+幻獣機トークン(オライオンで生み出した)で《HSR快刀乱破ズール》をシンクロ
- レベル4快刀乱破ズールとレベル5マッハゴーイータにレベル3武力の軍奏をチューニング!デルタアクセルシンクロ!《シューティング・ブレイザー・ドラゴン》!
4.で出した《HSRーGOMガン》の効果は未使用ですが、②の効果は使っておくとさらなる展開、リソースの確保が望めます。
ですが、①の効果を使ってしまうとこのルートには入れないので、(Sモンスターしかssできない縛りがつくため)使う場合はルートが分岐します。
②の効果はランダム性があるとはいえ、かなり強いため、ここに誘発を打たせると良いです。(ベイゴマに打たれる可能性もありますが…)
ハンドによってアドリブを効かせると良いです。
要求札ですが、手札にレベル3以下のSRがなくても、切るカードが風属性チューナーがあれば、《ガスタの神裔ピリカ》がハンドにあればこのルートに入ることもできます。
《ガスタの神裔ピリカ》は《緊急テレポート》にも対応しているため、さらなる上振れが狙えます。
実は…
新規である《風霊媒師ウィン》と《幻獣機アウローラドン》を用いた展開例を紹介いたしましたが、実はこいつらを使わなくてもSR(スピードロイド)デッキでは《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》を出すことができるんです!
しかも、条件ありとはいえ、一枚で!
やっぱこいつなんですよ。
展開例
要求札はベイゴマックス一枚。
- ベイゴマss efで《SRビーダマシーン》サーチ
- ビーダマns タケトンサーチ そのままタケトンss
- タケトンef 赤目のダイスをデッキからss
- 赤目+ビーダマで《HSR-GOMガン》をls
- GOMガンef レベル7風属性Sモンスターをエクストラから除外して電々大公とダブルヨーヨーを選択。ここでダブルヨーヨーが選ばれればルート継続
- GOMガンef ダブルヨーヨーns efで赤目蘇生
- 赤目+ヨーヨーでマッハゴー・イータをシンクロ
- 大公ef 赤目蘇生 efでマッハゴー・イータをレベル2へ変更
- レベル2ハゴイタ+赤目でブリキをシンクロ
- ブリキef 赤目ss 赤目が場にいるので墓地のハゴイタef 自身を蘇生
- 赤目+ベイゴマで《HSR快刀乱破ズール》をシンクロ
- レベル4快刀乱破ズールとレベル5マッハゴーイータにレベル3武力の軍奏をチューニング!デルタアクセルシンクロ!《シューティング・ブレイザー・ドラゴン》!
ランダム性はありますし、誘発ケアを全く考慮していませんが、一枚からコズミックたてられちゃうんですよね。
安定感という点においては前述したルートの方があるので、一長一短といったところです。
初手をみてどのようなルートを選ぶか考えるのがシンクロデッキの面白いところですね。
SRデッキの問題をある程度解決した
シンクロデッキで起こりがちな事故として、手札がチューナー過多orチューナーに触れられないという状況に陥るということが挙げられます。
非チューナーでありながらチューナーに触れられるタケトンボーグの存在からSRデッキではある程度この部分は解消されてはいますが、ある程度動けるけどチューナーにしか触れられないからリンク展開しかできない…という状態になってしまい、シンクロデッキとしての強みを出せないというのが一番悲しいですよね。
今回の新規《幻獣機アウローラドン》はそういった問題を解消してくれる存在です。
いかに手札がチューナーまみれであろうとハリファイバーを経由し、トークンを生成して無理やりシンクロ展開へ持っていくことが可能です。
また、オライオン素引きをしたとしても、《スピードリフト》を採用していれば、そのままコズミックまでいけますし、素引きが弱くないので複数積みが怖くないという点も良い点ですね。
展開のみならず、単純に相手の場を対象を取らず割れる効果は単純に便利ですし、GOMガンへの誘発ケアとなれることから本当に便利です。
さいごに
《幻獣機アウローラドン》はめちゃくちゃ強いですね〜。
ブンボーグ003との噛み合いが凄まじく、以前考えていたジャンクウォリアーデッキのサブギミックとして組み込めないかなぁと考えています。(というか普通にブンボーグ003でも動くことができるシンクロデッキで組んだ方が強そう)
私って、あまり今後これやりますといってもできないことが多いので、今回はしっかり《幻獣機アウローラドン》を使った展開例を紹介できて良かったなと思っています。
こんな展開例があるよ!とかありましたら、コメントくださると嬉しいです。