くらくらころころ 遊戯王ブログ

遊戯王をもっと楽しむブログ

三戦の才と禁じられた一滴で遊戯王がさらに面白くなった!?どんなデッキに採用されているのか(6/16日追記)【RISE OF THE DUELIST】

こんにちは、くらくです。

 

表題の通り、今回はいつもと違った趣に記事になります。ROTDは本当に良いカード多いですね。

f:id:yamachi_9rakura:20200527151057j:plain

遊戯王公式twitterより

 

 

 

yamachi-9rakura.hatenablog.com

yamachi-9rakura.hatenablog.com

 

 

 

 

yamachi-9rakura.hatenablog.com

yamachi-9rakura.hatenablog.com

 

 

 

まえおき

三戦の才》と《禁じられた一滴》。 

11期の始まりのパック「RISE OF THE DUELIST」(ライズオブザデュエリスト)にて収録されたこの2枚ですが、効果判明当時から色々な意見が飛び交い、すでに様々なデッキにおいて採用され活躍しています。

 

とはいえどちらも今までに無いような効果を持っており、強いカードとはわかっていても、どちらも使う状況を選ぶカードであるため、実際に使うまでになかなか強さのイメージが湧きづらいカードでもあります。

 

そのため、まずはそれぞれのカードの考察をしつつ、使ったり使われた中でどのような場面で強かったか、採用し得るデッキはどんなものかを自分なりに考えた結果を記していきます。

考察に関してはすでにやり尽くされている感もあるので、あっさりといきます。

 

 

三戦の才

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:このターンの自分メインフェイズに相手がモンスターの効果を発動している場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分はデッキから2枚ドローする。
●相手フィールドのモンスター1体を選び、エンドフェイズまでコントロールを得る。
●相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでデッキに戻す。 

 (遊戯王公式DBより)

 

効果考察

相手自分メインフェイズにモンスター効果を発動している場合、3つのメリット効果から一つ選択して発動できるカードです。

その効果は簡単にいえば

  • 強欲な壺
  • 心変わり
  • 強引な番兵

とすべて禁止カードなことから、とても強力なカードといえますね。(禁忌の壺さん…)

 

上記から、このカードの役割として考えられるのは以下の3つ。

  1. 妨害を受けた際のリソース増加
  2. 対象を取らないコントロール奪取による捲り
  3. ピーピングハンデスによるアドバンテージ獲得

 

1.については、展開する際妨害を受けた場合や、主に汎用罠を多く積むようなデッキにおいての用途ですね。

単純に強いカードを引き込み、手数を増やすために用います。

ただし、展開する際に妨害を受けた場合と記述しましたが、特定のカードのターン1効果を頼りに展開するようなデッキにおいては、この効果に対するあまり期待値は高くありません。

総じて展開デッキにはあまり向かない効果だと感じました。

反して、リソース勝負に持ち込むような低速デッキや多彩な1枚初動が多く積まれたデッキでは活躍しそうですね。

 

 

2.については、後攻時や中盤、相手の場に厄介なカードがいる場合に用いる効果です。

対象を取らない上、効果無効や攻撃不可もないため、場を荒らして最後に素材として墓地へ送ればかなりのアドバンテージを見込めます。

 

3.については、低速デッキにおいて先行時に打つことが主な用途となる効果です。

低速デッキにおいて、先行時にこの効果を通せた際のアドバンテージはかなり大きく、デッキタイプの把握、対処しにくいカードや初動の排除、マストカウンターの見極め等、得られることが多いです。

 

 

注意点や使って思ったこと

無限泡影》などの罠で妨害を受けた場合には反応できない点は大きいですね。

また、自分メインフェイズとタイミングが限られているため、《増殖するG》のように使用タイミングを選ばないカードにはやはり無力です。《無限泡影》も同様ですね。

(このカードとエッジインプ・サイズを同時に収録したコナミにはファーニマル使いとしては複雑な気持ちはありますねw)

 

自明ではありますが、妨害を無効にはしないため、展開デッキにおいては手札誘発に対する回答とはなり得ないため、素直に指名者を採用するのが良さそうです。

  

 

禁じられた一滴

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:自分の手札・フィールドから、このカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。このカードの発動に対して、相手はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードと元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。

 (遊戯王公式DBより)

 

効果考察

ちなみに、”いってき”ではなく”ひとしずく”と読みます。私はずっといってきと言っていました……。

 

捲りと妨害を兼ねたカードですね。チェーン不可はやはり強い

対象を取らない効果無効と攻撃力半減を行います。

 

速攻魔法であるため使用タイミングを選ばず、自身のモンスターや魔法罠の除去に対して対象を発動コストに使ったりすることで消費を抑えつつ妨害を行えます。

攻撃力変動を伴うため、コンバットトリックとして用いることも可能。

 

注意点や使って思ったこと

普通に使おうとすると消費が大きいため、少しデッキを選びますね。

永続魔法罠を多用するデッキ等で用いやすい他、今後活躍が見込まれるヌメロンエルドリッチ等に採用、あるいは対策として用いられることが考えられますね。

もちろんドラグーン対策にも。

サーチも可能である点が面白く、天使族を採用する場合はギミックとして取り入れても面白そうです。

 

その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ」という処理の関係上、効果処理時に対象となり得るカードがコストの枚数未満になっていた場合不発となる点は要注意ですね。

 

 

 

遊戯王、さらに面白くなってない?

さて、本題です。(リンクロスやドラグーン、ゼアルからは目を逸らしましょう…)

 

この2枚なのですが、状況を選ぶカードとはいえ非常に強力ではありますが、使用デッキが限られるという点がとても面白いです。

加えて、カードのプレイに対しても影響を与えるカードというのが面白いところ。

 

また、上記2点から構築にも影響を及ぼすというのがさらに面白いですね。

 

プレイングの面で言えば、《増殖するG》の使用タイミング。

相手の行動に合わせてメインに打ってもよかったのですが、ドローやスタンバイのタイミングで打つのが主流になりそうです。

 

相手メインフェイズのみにしか打てない《エフェクト・ヴェーラー》はこの影響をもろに受けるとは言え、

  • ターン1がない
  • 魔法使い族
  • チューナー

というメリットも多い上、《混沌魔竜カオス・ルーラー》のような回収手段も同時に増えたため、構築を考えるのがさらに面白くなります。

 

このように手札誘発の採用検討において「従来通り環境にいるデッキに刺さりやすいカード」という採用理由に合わせて「環境にいるデッキに《三戦の才》が採用されているかどうか」も検討事項になったのは構築の難しさをあげるとともに楽しさも増えた気がします。

 

 

 

また、相手ターンに手札誘発を打つことに対してリスクが生まれた点も面白いですね。

 

「いかに誘発をケアするか」「いかに誘発をマストなタイミングで当てるか」は現代遊戯王の面白みの一つだと思いますが、そこに「三戦を打たれたらどうするか」等考えることが増えたのは面倒くささ半分楽しさ半分といったところでしょうか。

 

加えて、《三戦の才》《禁じられた一滴》をどう撃つかもプレイの幅が出ておもしろそうです。

禁じられた一滴》は見られる範囲は狭いものの、撃てるタイミングは多くありますので、単純に妨害として使うか捲りで使うか選べる上、《禁じられた一滴》のおかげで今まで詰みであった場面を突破する手段ともなり得るのが良いです。

 

三戦の才》は相手の誘発に反応してドローすることでプレイングを変えたり、逆に第二の誘発を見るために囮として使って本命を通したりと、プレイ中考えることが多くなる点が楽しいですね。

 

通ったら強すぎるんですが、やはり腐ることがあると考えると良い塩梅な気もしますね〜。

 

 

主な使用デッキは?

f:id:yamachi_9rakura:20200527164525j:plain

3と言えば遊作

先日某シミュレータを用いて開かれた大会において、この2枚の活躍が多く見られました

 

三戦の才》は

  • オルターガイスト
  • 転生炎獣
  • ヴァレット
  • シャドール
  • 焔聖騎士(主にサイド)

等での採用が見られます。やはり主に低速デッキで採用される感じのようですね。

私も最近ヴァレットに凝っているのですが、2枚採用しています。私のシャドールでの採用は試した結果見送りとなりました。

 

禁じられた一滴》は

  • ヌメロン出張デッキ(ヌメロンエルドリッチ)
  • オルターガイスト
  • アダマシア
  • 転生炎獣
  • 焔聖騎士(主にサイド)

等での採用が見られます。

 

ヌメロンエルドリッチは次期環境候補でもあり、《禁じられた一滴》とは相性の良さがかなり出ていた印象です。採用理由としてはやはり捲りで用いる、というのが多かった印象ですね。

 以前の考察記事↓

yamachi-9rakura.hatenablog.com

 

私は「ファーニマルに採用しています。思ったより安かったので助かりましたが、今後サイドデッキへの投入が増えると上がる可能性もありますね。

 

 以前のファーニマルデッキレシピ↓

yamachi-9rakura.hatenablog.com

 

2020/06/16追記

 

大会が増えてきて、構築が上がるようになり、かなり多くのデッキで採用が見受けられるようになりました。

 

また、新制限でドラグーンが規制されなかったことから、ドラグーン対策としても今後重宝されることが考えられます。

 

《禁じられた一滴》は捲りの手段として多く活用されており、今後の「幻影」「RR」等のデッキとも相性が良いため、じわじわと値上がりしているようです。

 

 

 

 まとめ

  • 三戦の才は主に中速・低速デッキでの採用が見られる
  • 禁じられた一滴は捲りの手段として採用され多くのデッキで採用されている
  • 2枚とも構築、プレイングに影響を与えるカードだと感じられる

 

 いちカジュアルプレイヤーの意見ではありますが、2枚とも大会環境に大きく影響を与えるカードだなと感じました。リアルでガチ戦も久々にやりたいところです。

 

次回は制限改定前に出しておきたいリンクロスを採用しているファンデッキの記事か、

VRAINS2周目を完走したのでその感想記事とか書きたいなと思っています。

 お楽しみに!!!