こんにちは、くらくです。
2020年4月18日発売の遊戯王の新弾「RISE OF THE DUELIST(ライズ・オブ・ザ・デュエリスト)」に収録される新規テーマ「教導」(ドラグマ)が判明しました。
おそらくコロナの影響で予定されていた動画配信が中止になったことで一気に公開されたのだと思いますが、特に気になった《天底の使徒》と《アルバスの落胤》について触れつつ、TLでも話題になっていた「シャドール」への出張に関して考察していきます。
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今回は様々な利用法が判明直後にTLに上がっており、勝手ながらそれらの意見を取り入れて執筆させていただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。フォロワーのみなさんありがとうございます。
《天底の使徒》と《アルバスの落胤》
《天底の使徒》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:EXデッキからモンスター1体を墓地へ送る。
その後、墓地へ送ったモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ、
「ドラグマ」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
おろかな重葬のようにEXからカードを墓地へ送れるカードです。
おろかな重葬とは
- 制約
- コスト
- 付加効果
- 墓地送りできるモンスター
の4つの部分で違いがあります。
特に制約の部分の違いが大きく、
と明確で一概に下位互換とは言いづらいです。
とはいえ 制約がかかるのが「発動後」なため、EXに触る展開をしたのち、
このカードを使えば問題ないという点もあります。
また《天底の使徒》には「ドラグマ」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える付加効果もあります。
この付加効果のせいで送るモンスターはATK1000以上でなければなりません。
(サーチ先のモンスターの攻撃力の最低が1000であるため)
そのため、アーデクなどは送れないようになっています。
ゆえに現状おろかな重葬の上位互換カードではありません。
とはいえ比較的ゆるい制約でEXモンスターを墓地送りできるため、かなり有用なカードといえます。
例えば、墓地回収できる《PSYフレームロード・Ω》や《エルシャドール・アプカローネ》、《旧神ヌトス》などが落とす候補として挙げられますね。
サーチ先については後述します。
《アルバスの落胤》
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。融合モンスターカードによって決められた、
このカードを含む融合素材モンスターを自分・相手フィールドから墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
この効果で融合召喚する場合、このカード以外の自分フィールドのモンスターを融合素材にできない。
教導(ドラグマ)はカテゴリ内に《灰燼竜バスタード》(かいじんりゅう)という融合モンスターを内包しており、その素材指定が
「アルバスの落胤」+攻撃力2500以上のモンスター
であるため、相手の場のモンスターを使って《灰燼竜バスタード》を出すのを狙うのがカテゴリ内としての役目でしょう。
また、《アルバスの落胤》の真髄はそのステータスにあり、
- 闇属性
- ドラゴン族
というかなり恵まれています。
つまり、相手の場の闇属性と融合して
《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を出したり、
《天球の聖刻印》からリクルートしつつ相手ターンに効果を使うこともできます。
融合素材が指定されているため、
《融合派兵》 でデッキからリクルートもできますね。
シャドール ではどう使う?
このカードがシャドール界隈で騒がれている理由は《天底の使徒》で《エルシャドール・アプカローネ 》を落とすことから最低限の妨害を構えることができるからです。
《エルシャドール・アプカローネ 》は墓地へ落ちた時シャドール カードをサーチできます。
ここでサーチするのが《影依の偽典》です。
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加えて攻撃力2500であるため、《アルバスの落胤》をサーチすることが可能であり、アプカローネ効果で処理後《影依の偽典》をサーチ、アルバスをきることで墓地に
- 闇属性モンスター
- シャドール モンスター
が揃います。
おろかな重葬と違いセットが可能なため、サーチした《影依の偽典》セット、相手ターンに起動することで、墓地リソースを使いながら相手ターンミドラを成立させることができます。
つまり《天底の使徒》が初動となり得るのです。
これは革命で、今まで融合デッキであるシャドールは動き出すために必要な札が多く必要でした。《天底の使徒》のおかげでシャドール が少ない枚数から動き出すことが可能になりました。
サーチするカードは《影依の偽典》でなくてもよく、手札にシャドールがあるのであれば《神の写し身との接触》をサーチして、そこから相手ターンに《エルシャドール・ミドラーシュ》を着地させることもできます。この場合は素材の効果も誘発しますし、最悪闇は《アルバスの落胤》で賄えるのでスマートです。
これらは最低限の出張で行える動きですが、ドラグマはほとんどが光属性であるため、ネフィリムの素材としても活用できます。
(制約のせいでそのターンは融合召喚できませんが…)
ですので、例えばドラグマをある程度採用し、自分のターンにはドラグマの動きを、相手ターンではシャドールの動きをといったデッキ構築にするのも面白いかもしれません。
その場合は《アルバスの落胤》をサーチするのではなく他のカードをサーチする感じになるのでしょうか。
《教導の騎士フルルドリス》は単純に《影依融合》と同じ条件で場に出力でき、かつ相手ターンに融合モンスターを着地させることでも特殊召喚の条件を満たせます。
教導シャドール、という組み合わせのデッキも生まれはじめていますね。
さいごに
少し長くなってしまいました。最後まで目を通してくださりありがとうございます。
11期最初のパック「ライズオブザデュエリスト」。それに収録され、かつストーリーを感じさせるイラストのOCGオリジナルテーマということは、「教導(ドラグマ)」は星遺物や竜剣士のような続き物のテーマ枠だと推測されますね。
今回が融合に沿ったパックであることから、次でシンクロ、その次でエクシーズと追加される可能性がありそうで楽しみです。
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また、変なところでは、今回の新規判明でYU-GI-OH.jpと遊戯王公式twitterの管轄が別、ということが明らかになりましたね。
なぜなら大量公開であるにも関わらず、YU-GI-OH.jpでカードを公開しなかったからです。
YU-GI-OH.jpは集英社の管轄であり、遊戯王公式twitterはおそらくコナミの管轄…つまり会社自体が違う感じなんでしょうね。
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